スイマーバは安全?使い方や使える時期について

最近お風呂に入る際、スイマーバを使っているというママも増えてきています。

しかし、中には
「スイマーバを使ってみたいけど溺れないか心配…」
「赤ちゃんは苦しくないの?」
という不安を抱えているママも少なくありません。

そこでここではスイマーバの正しい使い方や、使える時期などについて解説したいと思います。

スイマーバとは

スイマーバとは簡単に言えば浮き袋のようなもので、赤ちゃんの胴回りや首回りに浮き輪を着けるもので、2つのタイプがあります。

一見ドーナツのような浮き輪に見えますが、Uの字型になっていて、首や胴の回りに巻き付けて1カ所止めるというもので、赤ちゃんがかぶらなくても着けることができます。

お湯の中に無理なく赤ちゃんが浮くようになっていて、お風呂での事故を防ぐという商品です。

首浮き輪とボディリングの2種類がある

首浮き輪とボディリングの2つのタイプがあります。
首浮き輪は首のところに巻くタイプのリングで、顎が浮き輪に乗るようにします。

こちらは顎が浮き輪の内側にしっかり乗るようになってからなら使用できるので、大体生後1ヶ月過ぎた頃から体重約11kgぐらいまで使用可能となっています。
それに比べボディリングは生後6ヶ月~2歳タイプと2~4歳タイプなどサイズがあります。

生後6ヶ月ということは、首も腰もしっかり座って、ハイハイなど活発に動くようになったら使用できるということを示しているのです。

特に首浮き輪タイプはお風呂で小さい赤ちゃんが沈んでしまうなどの事故防止や、水に馴染むことが目的となっています。

また、ボディリングはお風呂での安全と遊び、プールなどでの水遊びなどが目的となっています。

スイマーバでの事故が起きていることも事実

首浮き輪タイプを使用してお風呂に子供だけを入れて、ママはトイレに行った後戻ると、浮き輪からすり抜けてうつぶせに浮いていた(生後4ヶ月)
首浮き輪タイプを使用して、ママがちょっと目を離した間に空気の少し抜けた浮き輪が子供の鼻を塞ぎ、口は水面に当たっており、チアノーゼを起こしていた(生後6ヶ月)
首浮き輪タイプ使用で、おむつ準備にたった1分ほど目を離したところ、浮き輪から抜けてうつぶせに浮いていた(生後6ヶ月)
同じように2分程度目を離した間に、抜けて浮いていた(生後8ヶ月)

上記は実際に起きた事故です。
死亡事故にはならなかったものの、ちょっとママが戻るのが遅ければ、どのようなことになっていたか分かりません。

もちろん説明書にもしっかり注意は書かれているので、ママも注意をしていたと思います。

しかし、たった1分程度ならという気持ちが、大きな事故につながるということもあるのです。

もちろん、1分程度目を離しても何も起こっていない赤ちゃんが大半ですが、このような危険もあることをしっかり認識し、注意することが大切です。

スイマーバの正しい使い方

首浮き輪の使い方

  • U型の浮き輪に空気を入れたら、1度水に入れて空気漏れがないかチェック
  • 赤ちゃんの首に巻き、指2本入る程度のところでカチッと固定
  • 赤ちゃんの顎がリングの上に乗ることを確認したらOK

生後6ヶ月までは大人2人で装着させるようにしましょう。

ボディリングの使い方

  • U型の浮き輪に空気を入れる
  • 広げて胴回りに巻き、カチッと固定
  • 胴回りといっても脇の下に挟めるような位置に巻き付ける
  • 胴に巻く前に、1度水に入れて空気漏れがないかチェック

装着した赤ちゃんの背中とリングの間に指2本が入るぐらいのゆとりを取っておきます。
やはり生後6ヶ月までは大人2人で装着させましょう。

使用する上での注意点

使用する上での注意点の基本は、いくらスイマーバを使用していてもママたちは子供から目を離さないことです。
いろいろな条件が重なって、想像も付かないようなとても危険な事故が起こっていることも現実なのです。

親が手を離すことができるので、親の負担が少なくなりますが目を離せません。
近くでママがシャンプーをしているときのたった数分で、事故が起こっていることもあるのです。

空気の漏れがないかチェック

スイマーバの空気が抜けかけていることが事故に結び付いた事例も多いので、空気がしっかり入っているかは注意しましょう。

前日にしっかり空気を入れておいても、使うときに少しでも緩みがあれば空気を再度入れてください。

また、赤ちゃんに装着する前に水の中に入れて、泡が出ないかチェックすることもおすすめです。

浴槽の深さをチェック

浴槽の深さも危険度を高めてしまいます。
深いところでの使用の場合は、より注意が必要です。

とは言っても、浅くても水の事故は起こるものなので、ママが目を離さないことがとにかく重要です。

首浮き輪は顎がしっかり乗っているかをチェック

首浮き輪タイプの場合、顎がしっかり浮き輪に乗っているか確かめましょう。

まだ赤ちゃんの首が不安定で、顎がやっと乗る程度ではするっと抜けることもあり得ます。

使用中は目を離さない

使用中目を離さないことが重要です。
でもそれではスイマーバの意味がないと思われるかも知れません。

しかし、湯船の中で赤ちゃんから手を離すことができるだけでもリラックスできるものです。
もちろん目を離さなければ、ママは体を洗うこともできます。

目さえ離さなければ、赤ちゃんから少し離れることもできるので、やはりスイマーバは便利なグッズと言えます。
ただし、目を離して後で深い後悔をしないように目だけは離さないようにしましょう。

泣いたり嫌がった場合は使用を控える

赤ちゃんの中には、スイマーバを使用すると泣いたり、嫌がることもあります。
そんなときには赤ちゃんのストレスになるので、また違うタイミングで使用してみましょう。

そのときには使用を控える方がいいでしょう。

湯船に浸かるのは長くても5分程度

スイマーバを使用しているからママも安心して湯船に浸かれます。
でもママが満足できるほど一緒に浸かっていては大変です。

赤ちゃんは長くても湯船に浸かるのは5分程度にしなければなりません。
そこで1人のときには時計を近くに置いておくといいのではないでしょうか。

できるだけ新品を購入し中古は買わない

スイマーバは中古でも売られていますが、やはり使用頻度などによって空気が抜けやすくなります。

空気が甘くなってくると危険な事故につながるので、できれば新品を購入しましょう。

スイマーバによっては生後1ヶ月から使える

スイマーバによっては生後1ヶ月から使用出来ると説明書にも書かれています。
ただし、顎がスイマーバにしっかり乗ることが条件です。

赤ちゃんすべて同じサイズではないので、無理せず生後1ヶ月が難しいなら2ヶ月から使用するようにしましょう。

上手に使えば赤ちゃんとのお風呂が楽しめる

スイマーバを上手に使うことでママは両手が自由になるので、赤ちゃんの喜ぶことをやってあげることもできます。

ママと赤ちゃんのコミュニケーションタイムにもなります。

特に生後3ヶ月を過ぎると意志もはっきりしてきて、赤ちゃんも自由に水に浮かびながらママとのお風呂が楽しめるようになります。