赤ちゃんの肌にやさしいおすすめベビーパウダー10選

赤ちゃんの肌トラブル対策として昔から人気の高いベビーパウダー。

ここでは数あるベビーパウダーの中で、コスメコンシェルジュがベビーパウダーの選び方や使い方、オススメできるアイテムを紹介したいと思います。

ベビーパウダーの種類について

ベビーパウダーには粉タイプと固形タイプの2種類があり、使用用途によって使い分けることができます。
缶やプラスチック製の容器でパフが付属として付いているものが一般的ですが、シェーカータイプの容器に入ったベビーパウダーもあります。

主成分は粉タイプも固形タイプも、タルクとコーンスターチが使われているものが多いです。

どちらの成分も安全性が高く毒性やアレルギー報告のないものなので安心して使用できます。
最近はプラスαの機能としてお肌に良い有効成分を配合しているベビーパウダーも見かけるようになりました。

ベビーパウダーには種類や形状などさまざまありますが、使用目的としては大きな差はありません。

お肌をさらさらにしたり、余分な油分を吸い取ったり、あせも予防に使用するものなので、配合成分や使用感の好みで使いやすいベビーパウダーを選びましょう。

粉タイプ

大きめのサイズなので大容量。付属のパフに取り出して使用します。体やおしりなど、広範囲に使用するのに便利です。ベビーパウダーをお肌に付ける際にパウダーが飛び散りやすいのが特徴になります。

固形タイプ

コンパクトサイズで持ち運びにも便利な固形タイプ。粉タイプ同様パフに取って使用します。パウダーの飛び散りの心配がないので、首周りや脇の下などの顔の近くで範囲が狭い部位に使用する時に便利なタイプです。

使い分け方

ベビーパウダーの形状によっては、空気中に飛び散ってしまうこともあるので、ベビーパウダーをつける部位によって使い分けると良いです。

赤ちゃんがベビーパウダーを吸い込んでしまわないように、粉タイプは下半身用に、固形タイプは上半身用にと種類を分けて使うと、吸い込みの心配もなく安心して使用できます。

また、外出先で使用するのであれば固形タイプのベビーパウダーがオススメです。
固形タイプはパウダーの飛び散りの心配がなく、移動中のマザーバックの中で中身がこぼれてしまう心配もありません。
容器も粉タイプに比べてコンパクトなので持ち運びには便利です。

上手なベビーパウダーの使い方

ベビーパウダー

ベビーパウダーは乾いた清潔なお肌の状態で使いましょう。

パウダー(粉)なので、湿っていたり濡れているお肌の状態で使用すると、お肌につけた瞬間から水分を吸収してしまいダマとなり毛穴に詰まりやすくなってしまいます。
それだとさらさらな肌触りには仕上がりません。

もちろん、付けてあげるママの手も清潔で乾いた状態の手で使用してください。

また、パフに取り出したそのままを赤ちゃんに付けるとベビーパウダーのつけ過ぎになります。
ベビーパウダーは付け過ぎると毛穴を塞いでしまうので、一旦ティッシュなどにポンと置いて、余分なパウダーを落としてから使うと付け過ぎ防止することができます。

おむつかぶれなどの予防に

おむつ交換

赤ちゃんのおむつの中は蒸れやすくかぶれやすいです。
通気性の良いおむつが登場し安心したのもつかの間、それでも気づいたらおむつかぶれを起こしておしりが赤くなってしまっている、なんて経験のあるママも少なくないのではないでしょうか。

おむつかぶれの原因はおしっこやうんちをそのままにしておくと、おむつの中で分解されたアンモニアがおしり周りの皮膚に刺激を与えてしまうことでかぶれてしまいます。

どんなにおむつの機能性が上がって通気性に優れたとしても、赤ちゃんがおしっこやうんちをしたことに気づかず、長時間放置した状態になるとおむつかぶれを引き起こしてしまうのです。

昔からおむつかぶれにはベビーパウダーが良いと言われていますが、近年ではベビーパウダーの使用はあまりオススメされていないようです。

その理由としては、ベビーパウダーが毛穴を詰まらせてしまうため。

確かに、ベビーパウダーの粒子はとても細かいのでそのような心配もゼロではありませんが、使用後はきちんと洗い流して清潔な状態にしてあげれば大きな肌トラブルの心配はありません。

ベビーパウダーはベビーソープやベビーシャンプーでも落とせますので、泡で優しく洗って流してあげましょう。

ベビーパウダー使用の際には付け過ぎ厳禁で必ず薄く付けること。さらさらに仕上がることでおむつかぶれだけではなく、おむつや衣類の擦れ予防にも効果的です。

普段のスキンケアに

赤ちゃんにとっての必須スキンケアアイテムと言うほどではありません。
しかし、お肌をさらさらに保つことでのおむつかぶれやあせもの予防、おむつや衣類の擦れ予防をしたいママにとっては、ベビーパウダーも必要なアイテムになると言えます。

普段のスキンケアにプラスしたり、外出先でも赤ちゃんのお肌を守ってあげたい時など、意外と使い勝手も良いベビーパウダーなので赤ちゃんが肌トラブルになってしまわないように上手に取り入れてみてください。

おすすめのベビーパウダー

ベビーパウダーも発売しているメーカー、種類、有効成分などさまざまあり、どれを使えばいいのか迷いがちになってしまいます。

ベビーパウダーの「肌を保護する」という大きな目的はどこのメーカーも変わりありません。

しかし、配合している有効成分が違ったりするので、ベビーパウダー選びに迷ったら是非参考になるように、定番のベビーパウダーからちょっと変わったベビーパウダーまで厳選してご紹介します。

資生堂/ベビーパウダー(プレスド)

大手化粧品メーカーから1971年に登場した固形タイプのベビーパウダー。
コンパクトタイプでパフも付属されているので、赤ちゃんのみならずメイク用品として使用している女性も多いほど人気の高いベビーパウダーです。
ポーチに入れて持ち運びにも便利なサイズなので、外出先でも手軽に使用できるだけではなく、使用時にパウダーが飛び散る心配もありません。
配合されている酸化亜鉛は紫外線を拡散する作用があるので、赤ちゃんの紫外線対策としても効果が期待できます。

内容量 50g
全成分 酸化亜鉛、タルク、ポリエチレン末、流動パラフィン、ワセリン、精製水、クエン酸、リン酸二水素ナトリウム、香料

和光堂/シッカロールナチュラル

ベビー用品の大手メーカーである和光堂。100年以上の歴史を持ち信頼度も高い、老舗の国産スキンケアブランドです。
植物由来のコーンスターチのパウダーを主成分としたベビーパウダー「シッカロールナチュラル」は、お肌に水分が多い時には吸湿し、お肌が乾燥状態の時には放湿するという、吸放湿性に優れた機能性パウダー。赤ちゃんの肌環境に合わせて機能するので、肌触りも心地よく使用できます。
スキンケアには珍しく紅茶の香りがするので、紅茶好きなママに喜ばれ根強い人気があります。

内容量 120g
全成分 酸化亜鉛、コーンスターチ、植物性スクワラン、チャエキス、ステアリン酸Ca、ベンゼトニウムクロリド、香料

ジョンソン エンド ジョンソン/ベビーパウダー

「もっともっと赤ちゃんのために」がコンセプトのジョンソン&ジョンソン。
ベビースキンケアの定番メーカーのひとつで、ママに限らず誰でも目にしたこと、耳にしたことがあると思います。
こちらの配合成分は、タルクと香料のみという非常にシンプルなベビーパウダー。パフは付属されていないので、購入の際にはパフも忘れずに購入する必要があります。
さらさらとした良質なパウダーがさらりとした素肌に仕上げてくれます。
微香料のためほのかな香りを楽しむこともできますが、香りによって好みが分かれてしまいそうです。

内容量 プラスチック容器140g、シェーカータイプ100g
全成分 タルク、香料

ピジョン/薬用ベビーパウダー ブルー缶

誰でも目にしたことのある、ベビーパウダーの定番中の定番。赤ちゃんのあせもやおむつかぶれなどの肌トラブルから守ってくれる薬用のベビーパウダーです。
保湿効果のあるスクワランと皮膚を保護する効果のあるシリコーンオイルが配合され、球状のサラサラパウダーが衣類などによる摩擦ダメージを軽減し、肌トラブルを防いでくれます。
無香料なので香りが苦手なママにオススメです。パフが付属されていないのでパフの購入もお忘れなく。

内容量 150g
全成分 【有効成分】酸化亜鉛
【その他成分】タルク、無水ケイ酸、ステリアリン酸マグネシウム、流動パラフィン、スクワラン、メチルポリシロキサン

ピジョン/薬用ベビーパウダー(弱酸性)

赤ちゃんのスキンケア商品と言ったら有名なピジョン。お肌のデリケートな赤ちゃんのために作られた弱酸性で無香料の薬用ベビーパウダー。
球状のさらさらパウダー入りなのでさらさら素肌を長時間キープできます。
保湿効果のあるスクワランやホホバオイルが配合されているので、保湿をしながら使えるベビーパウダーです。
主成分であるマイカは、密着性に優れお肌にツヤを出す効果があるので、ファンデーションやフェイスパウダーとして使う女性も多いです。
中フタには小さな穴が複数空いていて、容器を軽く振ると適量のパウダーがパフに付くので付け過ぎを予防することもできます。
パフの色がイエローとピンクの2種類があるのでママの好みで選べます。

内容量 30g
全成分 【有効成分】β-グリチルレチン酸
【その他成分】マイカ、カオリン、無水ケイ酸、スクワラン、流動パラフィンメチルポリシロキサン、水素添加ホホバ油、クエン酸

アルジタル/プロテクト ベビーパウダー

天然由来100%オーガニックにこだわり、豊富なミネラル成分を含んだ「グリーンクレイ」と呼ばれるシチリア島地中海の海底にあった海泥を主成分とした、イタリア生まれのスキンケアブランド。
主成分であるフラー土(グリーンクレイ)は吸着性に優れ、余分な汗や皮脂などを吸着しつつ、敏感な赤ちゃんのお肌を優しくサポートします。

内容量 60g
全成分 フラー土、コメデンプン、酸化亜鉛(天然由来)、サンシキスミレエキス、エタノール(小麦由来)

ウェリナ オーガニクス/アマールカ ベビーパウダー

オーガニックにこだわるママには、ハワイ生まれのオーガニックコスメ「ウェリナ」のベビーパウダーがオススメです。
無農薬植物成分、そして天然成分100%で作られた国産ベビーパウダー。タルクは一切使用せず、コーンスターチ(とうもろこし)を主成分としているので、万が一赤ちゃんが舐めってしまっても大きな心配はありません。
ペッケージデザインにはアマールカという可愛らしい女の子のキャラクターが描かれていて、見た目も楽しく赤ちゃんのスキンケアが行えます。

内容量 50g
全成分 コーンスターチ、カオリン、マンダリンオレンジ果皮油、ヤシ油(ヴァージンココナッツオイル)、ベンゾインガム

パーツビーズ/ベビービー ダスティングパウダー

アメリカで人気の高いナチュラル派コスメブランドのパーツビーズ。主成分にコーンスターチを配合し、100%植物性で作られています。
ハーブの一種であるミルラとバラの一種であるセンチフォリアバラは抗炎症作用でかゆみを軽減する効果が期待でき、赤ちゃんのお肌をふんわりと包み守ってくれます。
ほんのり香るセンチフォリアバラの甘い香りは、赤ちゃんのケアをするママも癒してくれます。
Natural Product Association認定のベビーパウダーです。

内容量 127g
全成分 コーンスターチ、炭酸水素Na、モンモリロナイト、ベントナイト、モツヤクジュ葉細胞エキス、アカハルニレ樹皮パウダー、センチフォリアバラ花エキス、香料、リモネン

紀陽除虫菊/新あせ知らず

本家徳田家伝の新あせ知らずは、赤ちゃんのみならず床屋さんでの最後の仕上げとして、たくさんの人に明治時代から長く親しまれ続けている袋布入りのベビーパウダーです。
そのため、赤ちゃんのあせも・かぶれの他、パパやママの剃刀負けを防ぐ際など、家族で使用できます。
明治時代からの歴史あるベビーパウダーなだけあって、紙製の箱に描かれたパッケージデザインと布袋に詰められたパウダーが時代を感じさせてくれます。
パウダー入りの布袋をお肌にポンポンと軽く当てて使いますが、パフに慣れている現代のママによっては使いにくさを感じてしまうかもしれません。

内容量 100g
全成分 酸化亜鉛、炭酸カルシウム、タルク、トウモロコシデンプン、香料

バンフォード/オーガニックベビーパウダー

英国ソイルアソシエーション認定の100%オーガニック成分を使用したベビーパウダー。
コーンスターチをベースとし、ラベンダー・カモミール・ティーツリーによるクリーンな香りが印象的です。
さらっとした細やかなパウダーが、肌トラブルを予防しながらデリケートな赤ちゃんのお肌を保護してくれます。

内容量 100g
全成分 コーンスターチ、カオリン、ラベンダー油、ニオイテンジクアオイ油、ローマカミツレ花油、ティーツリー葉油

ベビーパウダーはママにもおすすめ

赤ちゃんのおむつかぶれやあせも、股ずれなどの肌トラブルを予防するためにも、ベビーパウダーは正しく使えば赤ちゃんにとって肌トラブル予防の良いアイテムとなります。

しかし、赤ちゃんが成長して使う機会がなくなったり、途中で使い残してしまいがちなアイテムでもあります。

ベビーパウダーは赤ちゃんに使うイメージが強いものですが、実はママが美容アイテムとしても使えるほど、ベビーパウダーは魔法のパウダーであることをご存じでしょうか?

メイクアップのファンデーション代わりに、アイメイクの崩れ防止に、即席スクラブ洗顔としてなど、ママにとってもオススメなベビーパウダー。
残ってしまって引き出しの奥にしまい込んでいるようであれば、是非ママが使ってみてください。

ママにもオススメ!ベビーパウダーを使ったスキンケア方法

2018年3月29日