抱っこ紐(ベビーキャリア)は便利ですが、子どもが成長すれば卒業する日が必ず来ます。
もちろん、子どもによって個人差があるため卒業する年齢は違います。
ここでは大体いつ頃を卒業と考えるべきなのか、いつまで使用できるのか、どのようなことがきっかけになって卒業できるのかなど考えてみたいと思います。
この記事の内容
一番やめる時が多いのが1~2歳の間
抱っこ紐の卒業の年齢は個人差がありますが、一番多い年齢は1~2歳と言われています。
あるアンケートの詳しい内訳のご紹介をすると、
2位:1歳6ヶ月以上~2歳未満……20.7%
3位:6ヶ月~1歳未満……16.6%
4位:2歳以上~2歳6ヶ月未満……11.8%
5位:6ヶ月未満……8.9%
6位:2歳6ヶ月以上~3歳未満……4.1%
7位:3歳以上……2.4%、その他
このアンケートの結果を見ても、やはり卒業は1~2歳が多いことが分かります。
ほとんどは自然に抱っこ紐を嫌がるようになることが多いと言われています。
抱っこ紐のメーカーによって限度の体重は決まっている
抱っこ紐はメーカーによっても使用限度体重は違いますが、それぞれメーカーは耐久試験をしているため、使用限度体重を守ることはとても大切です。
また同じメーカーでも、「何キロ~何キロ未満使用可能」などと、タイプによって使用限度体重が違う場合もあります。
使用限度体重の範囲が狭い方が、それぞれの体重にフィットした作りとなっている可能性があります。
しかし、使用限度体重の範囲が広い方が、長い間使用できるというメリットもあります。
エルゴベビーの場合
エルゴベビーでも数種類の抱っこ紐が販売されていますが、その種類によっても対象年齢や使用できる体重は違います。
シリーズ | 対象年齢 | 体重 |
---|---|---|
OMNI 360 | 0〜36ヶ月 | 3.2〜20kg |
ADAPT | 0〜48ヶ月 | 3.2〜20kg |
360 | 4ヶ月~ | 15kg |
抱っこ紐でのおんぶなら3歳でも使える
体重が重くなってきた子どもの場合、抱っこ紐として使用するとママの重心が前になってしまい、とても歩きにくく危険なことがいっぱいです。
特に抱っこ紐を使用するとママは自分の足下が見えにくいため、踏み外しや転ぶなどの事故も多くなります。
その点おんぶならママは重心を取りやすく、足下も見えるので安全です。
そのため、子どもが大きくなってきたら抱っこよりおんぶがオススメです。
抱っこ紐の足を出す部分など、大きさに無理がなければ3歳でもおんぶ紐として使用できます。
抱っこ紐をやめるキッカケ
子どもが大きくなった
子どもがだんだん大きくなるとママも抱っこがきつくなりますが、子どもの方もママとべったりくっついていることや、体が動かせないことに違和感を感じるようになります。
このようにだんだん体が大きくなるにつれて、自由のない抱っこ紐は自然と卒業していくことも多いようです。
子どもが自分で歩くようになった
成長とともに子どもは、だんだん自分で行きたいところに自由に行きたくなります。
そのため、抱っこ紐でずっと抱っこされているということを嫌うようになり、自分でいろいろなところに歩いて行きたくなります。
年齢によっては歩き疲れたらまだベビーカーには乗りたがっても、抱っこ紐は自分の自由も奪われるので、自然に嫌がるようになって卒業してしまうことが多くなります。
抱っこ紐を嫌がるようになった
抱っこは好きだけど、抱っこ紐を嫌がるようになることも多くなります。
抱っこはあくまでも子どもの甘えのカタチの1つです。
歩いていて疲れたときなど、ママやパパに甘えて「抱っこして~」とせがむことはまだあるかも知れません。
しかし、抱っこ紐を使ってがっちりと抱っこされるのは、子ども自身も居心地が悪く感じるようになるので、自分からせがまなくなり、最終的に抱っこ紐の使用を嫌がるようになります。
大きくなったら寝れない時だけ使うママも多い
子どもが大きくなってくると、外出するときに抱っこ紐を使うことがママもだんだんキツくなってきます。
子どもの方も抱っこされていても居心地が悪くなり、抱っこ紐を嫌がるようになります。
しかし、眠たいけど眠れないときや、眠る前のルーティンとして抱っこが日課となっている子どもにとって抱っこ紐は便利です。
体重が重くなった子どもを抱っこするのはママも大変なので、眠る前だけ抱っこ紐を使用するというママは意外といるようです。
子どもも眠いときには、抱っこ紐で安定して抱っこしてもらえるので嫌がらないことが多いのです。
2歳までの卒業を目指そう
全体的に一番多い卒業時期が1~2歳という統計結果がありますが、やはり2歳までに卒業することを目指しましょう。
外出時は歩く練習や運動としてもとても良いチャンスのときです。
このときに抱っこ紐を使用してしまうと、やはり歩く練習もできなくなってしまいます。
しっかり自分で歩いて、興味のあるところに行くということも大切なことです。
そういう意味からも子どもの独立心を養うためにも、抱っこ紐は2歳までに卒業するようにしましょう。
たまに抱っこをしたがるのは甘えの表現でもあるため、一概に悪いとは言えません。
抱っこ紐使用はうまくバランスを取りながら上手に使っていきましょう。