初産で妊娠線が出なかった人でも2人目妊娠で出る可能性がある

1人目の妊娠のときには特に妊娠線が目立つようなことがなかったので、2人目のときにも妊娠線はできにくいと思っていませんか?

実は2人目の妊娠では1人目のときより妊娠線はできやすいと言われているのです。

そのため、2人目を妊娠したときには1人目以上にケアをすることが大切だと言われています。
ここでは2人目の妊娠線ケアについていろいろ考えてみましょう。

1人目よりも2人目の方が妊娠線は出やすい

1人目で妊娠線があまり気にならなかったママでも、2人目は注意する必要があります。

まず、1人目の妊娠ときにも妊娠線がないということはほとんどなく、目立つような大きな妊娠線がなかっただけのことで、妊娠線になりかけてセーフだった部分などもたくさんあるはずです。

その状態でまた2人目を出産すると、1人目のときの目立たなかった妊娠線や、妊娠線あと一歩状態の部分に影響が出やすくなります。
それによって、今度はしっかり目立つような妊娠線ができてしまうことにつながるのです。

つまり1人目に目立たなかった妊娠線や、その予備軍の部分は2人目の妊娠で大きく広がる可能性が高いと言えます。

もちろん1人目の肌の状態やお腹などの膨張率、肥満率、なども同じではないため安心はできません。

妊娠線が出やすい人の特徴

皮下脂肪が厚い人

脂肪は皮膚よりも収縮ができない部分です。
そのため、皮下脂肪が厚い人ほど、膨張率が急激に高まったときに柔軟に伸びることができず、皮膚割れを起こしてしまうと言われています。

特にお腹は急激に大きくなり、脂肪も厚い部分なので誰でも妊娠線が出やすい部分ですが、より脂肪の厚い人は大きな亀裂になることがあるのです。

また、腕や太もものように、お腹やバストに比べて膨張率が低い部分でも、脂肪が厚い人は亀裂ができやすいので注意しなければなりません。

双胎以上多胎妊娠の人

双子やそれ以上の3つ子、4つ子、5つ子などは、どうしてもお腹が大きくなり、より膨張率が高くなるため妊娠線も出やすく、大きく広がりやすくなります。

もちろん個人差はあるものの、やはり普通の1人出産より妊娠線のできる可能性は高くなります。

経妊婦の人

一度出産をしている経妊婦の場合は、目立たなくなったとしても、妊娠線の皮膚割れが完全に塞がっているわけではありません。

どうしてもその部分は弱い部分なので、二度目の妊娠のときにその部分から妊娠線が広がりやすいと言われているのです。

もともと妊娠線の土台があるところに、また急激な膨張をするため、ほとんどの場合は1回目のお産より出やすいと考えるべきであり、予防が大切となります。

身長が低い人

身長の高い大柄な女性でも身長が低い小柄な女性でも、赤ちゃんの大きさはそれぞれです。
小柄なママだから赤ちゃんが小さいということもありません。

そのため、ママのお腹の皮膚面積の小さい、小柄なママの方が同じ大きさの赤ちゃんであった場合は膨張率が高く、妊娠線ができやすいと言えます。

つまりこの膨張率だけのことで考えると、大柄なママで小さめの赤ちゃんを生む場合が一番妊娠線は出来にくいという理論になります。

ただし、妊娠線ができやすいのは皮膚の状態、ケアの状況なども関係するため、膨張率だけを考えて小柄なママが不利とは言い切れませんが、ひとつの考え方として注意は必要です。

乾燥肌で血行の悪い人

もともと乾燥肌のママや、血行が悪く冷え症なママなどは、どうしても妊娠線ができやすいと言われています。

ホルモンの関係で皮膚が硬くなりやすいため、もともと乾燥肌のママはより硬くなりやすいわけです。
硬くなることで皮膚の収縮率が低下し、多くの妊娠線ができてしまうこともあります。

また、血行が悪いママは肌のターンオーバー、つまり肌代謝がもともと低下していることから、妊娠線が出来やすく改善しにくいとも言えるのです。

高齢妊娠の人

最近は結婚適齢期が30歳以上と言われており、妊娠する年齢も35歳、40歳と高いママも増えています。

この年齢は普通の状態でもコラーゲンの生成が低下し、肌の弾力が低下する年齢です。
その上、妊娠や出産によるホルモンバランスの乱れにより、ますます皮膚の柔軟性は低下し妊娠線ができやすくなるのです。

また、年齢による肌代謝の低下なども妊娠線をできやすくし、できてからの改善も若いときより時間がかかります。
このようなことから高齢になればなるほど、しっかり妊娠線ケアをすべきだと考えたいものです。

妊娠線ができる原因

急激に皮膚が伸びる

肌はある程度伸びますが、その収縮率にも限界があるのです。
妊娠によって急激に大きくなるお腹やバスト、それに太ももや二の腕なども太くなりやすくなります。

その急激な膨張に皮膚の収縮が付いていけなくなり、皮膚組織が割れてしまうのです。
そのため妊娠でなくても、急激に肥満になった場合などでも妊娠線はできると言われています。

ステロイドホルモンの分泌

急激な皮膚の膨張ということが原因ですが、それ以外に妊娠したことでステロイドホルモンのコルチコステロイドの分泌が増えます。

コルチコステロイドというホルモンは肌代謝を抑える働きがあり、肌を硬くする作用があるのです。

そのため、肌の収縮率を低下させます。
この状態で急激な膨張が起これば、肌割れが起こるのも当然なのです。

妊娠線は予防することが重要

妊娠線は改善より予防が第一です。
できるだけ妊娠線を増やさない、広げない、大きくしないということが大切です。
できた妊娠線は基本的には元には戻らないと思っておきましょう。

ただし、できるだけ小さな浅い妊娠線ほど早く改善し、目立たなくすることができます。
そのためにも妊娠線の予防として、しっかり保湿を行い、柔軟性の高い皮膚にするケアが大切です。

肉割れのケアクリームおすすめ7選!出産後に残った妊娠線に

2018年8月17日