出産すると、やはり早く元のように体重を戻したいと悩んでいるママも多いようです。
しかし、授乳のことを考えると食事制限もなかなかできません。
産後のダイエットは出産後6ヶ月までが特に元に戻りやすいチャンスのときだと言われています。
ダイエットには様々な方法がありますが、糖質制限をするダイエットは成功率の高いダイエット方法でもあります。
極度の食事制限をするのではなく、糖質制限をうまくしながら産後のダイエットを頑張ってみましょう。
ここでは糖質制限ダイエットについて解説しています。
この記事の内容
糖質制限は効果が出やすいダイエット方法の1つ
糖質制限は栄養不足にならずに、高いダイエット効果が期待出来るダイエットと言われています。
糖質制限とは糖質を摂取しないというダイエットですが、糖質を徹底的に排除するというものではなく、できるだけ避けるというダイエットがおすすめです。
食べるとすぐにエネルギーになる糖質を減らすことで、溜まってしまった脂肪を早く燃やすことができるのでダイエット効果も出やすいダイエット方法と言われています。
ダイエットをしている方で多くの方が勘違いされているようですが、太る原因となるのは基本的に“糖質”です。
カロリーはあくまでカロリー。カロリーを控えたところで糖質を取ってしまっては体脂肪が減らないのです。
糖質制限には徹底的に糖質を排除するスーパー糖質制限や、糖質をできるだけカットするスタンダード糖質制限。
そしてスタンダード糖質制限よりもう少し緩いプチ糖質制限などがありますが、産後のダイエットではこのプチ糖質制限ダイエットからスタートし、スタンダート糖質制限までにしておきましょう。
糖質制限食はもともと治療食
糖質制限食はもともと糖尿病の治療食としてとても効果が高く、始めた方の8割はしっかり実行され、ほとんどの方に治療効果がでています。
糖尿病自体、肥満と深いつながりがあるのでその治療には肥満の改善も含まれているのです。
糖質制限食による治療効果には肥満の解消も当然含まれます。
そこでこの食事法はダイエットにも非常に効果が高いということで、糖尿病とは無関係にダイエットに利用する人が増えたということです。
今の時代の人は昔に比べて太りやすいと言われているのですが、それはもちろん糖質の多い食事に原因があるからです。
糖質制限食は人や動物にとって本来自然なものと言われています。
病気にも肥満にも効果があり、そして美容にも良いと言われるのが糖質制限食です。
糖類ゼロという似た言葉に注意
スーパーなどで食品を購入する際、よく目に入ってくる“○○ゼロ”というキャッチコピー。
- 糖質ゼロ
- 糖類ゼロ
- 糖分ゼロ
といった似たような言葉たくさんありますが、基本的に「糖質ゼロ」というものを選ぶようにしましょう。
糖類ゼロというのは単糖類や二糖類が入っていなければ「糖類ゼロ」と表記することが可能であり、糖アルコールや多糖類が含まれている可能性があります。
そのため、糖質ゼロと表記されていない限り、糖が入っていないことにはならないため注意しましょう。
糖質制限のポイント
炭水化物や甘いものなど糖質はできるだけ制限する
糖質とは炭水化物と砂糖類などを指します。
つまり主食となるご飯、パン、麺などをできるだけ減らしますが、他にも芋類や根菜類などもできるだけ避けるようにしましょう。
また、甘いお菓子やケーキ、おせんべいなど、小麦粉、砂糖、米などが原料のものはどれも糖質なのでできるだけ食べないようにします。
本格的に糖質をオフにするなら、揚げ物のパン粉や小麦粉や、料理に使用する砂糖もすべてカットしますが、これは授乳中には絶対におすすめできません。
炭水化物などやはり人間には必要な栄養であることから、すべてカットすることには医師の考えもいろいろ分かれるところです。
そのため、特に授乳中は糖質をできるだけ減らす程度の、糖質制限ダイエットが合っています。
ご飯は茶碗1杯で角砂糖14個分の糖質、バナナは1本あたり角砂糖9個分の糖質、春雨には角砂糖27個分といった糖質が含まれていると言われています。
食物繊維やタンパク質を中心に
糖質を抑え食物繊維やタンパク質をしっかり摂ることが基本です。
もちろんビタミン、ミネラルの摂取のためにも野菜はしっかり摂取しましょう。
また、糖質制限ダイエットでは特に何を食べるようにという決まりはありませんが、赤ちゃんのためにも魚などもバランスよく食べたいものです。
水も積極的に摂取する
糖質制限を行っていると、体内の水分が低下しやすくなります。
そのため便秘になりやすくなったり、脱水症状になりやすいため、水分補給は多めに行いましょう。
また、授乳の間は水分不足で母乳が濃くなり質や量の低下にもつながるので水分補給は重要です。
水分を摂りすぎると水太りやむくみの原因になると考えている人もいますが、体を良い状態に調整するためにも水分はとても重要なのです。
体から糖質が抜けてくるのは約1~2週間後
糖質ダイエットの効果が出てくるのは大体1~2週間と言われています。
特にダイエットスタートから2週間後ぐらいから、結果が出ることが多いといわれているのです。
約2週間ほどは体も糖質を欲しがってしまいます。
そこを通り過ぎると糖質を取らなくても苦痛じゃなくなっていくため、そこまでが勝負です。
2週間程度経つと、糖質が体内から抜けて痩せ体質にギアチェンジするため、体重低下につながるということになります。
産後ダイエットとしての糖質制限の注意点
母乳の質に影響する可能性がある
もともと糖質ダイエットのポイントと、授乳中の食生活の注意ポイントはとても似ていて、どちらも糖質や油脂分の過剰摂取は大敵なのです。
しかし、違うところもあり、糖質ダイエットは炭水化物をできるだけ避け、授乳中は炭水化物が必要だということなのです。
母乳の出が悪いときには炭水化物を摂ると良いといわれるほど、ある程度の炭水化物は必要となります。
そのため、産後の授乳中に糖質制限ダイエットをすると、母乳の出や質に影響することがあるので、糖質の過剰摂取ぎみの場合のみ糖質を減らすようにしましょう。
ママに過度なストレスが掛かっては意味がない
炭水化物は満足感を与える効果があります。
その上、主食としてやはりご飯やパンに慣れている私たちは、急に主食を無くしてしまうとストレスが溜まってしまうこともあります。
炭水化物をできるだけ摂取しない糖質ダイエットを行うと、育児でもストレスが溜まっているママのストレスは、より高まってしまうこともあるのです。
それによって自律神経が乱れ、不眠症やイライラなどホルモンバランスの乱れにもかかわり、母乳の質と量の低下につながります。
ダイエットドリンクなどもうまく利用しよう
授乳時期には母乳の質や量がとても重要であり、極度なダイエットはあまりおすすめできません。
しかし、糖質や脂質の過剰摂取を改善することは、健康のためにもダイエットのためにも、母乳の質のためには意識すべきです。
また、ダイエットのサポートとして酵素ドリンクやスムージー、サプリメントなどダイエットドリンクなどもうまく利用することもオススメ。
それらのドリンクには代謝を上げる栄養素はもちろん、普段の生活にも必要な栄養素が入っているものが多く、美容や健康のためにも良く母乳の質の低下も予防します。
授乳期に飲めるタイプも多いため、ダイエットドリンクをうまく活用して産後ダイエットを成功させましょう。