「産後の仕事復帰で事務職を希望しているのだけど経験が無い…」
そんな人でも、事務の仕事に就くことはできます。
仕事へのブランクもあり、未経験の職種を希望するのは誰でも不安だと思います。
そのため、まず面接でどのようなことに注意をすればいいのかなどを考えておきましょう。
また、事務仕事を求めるのであれば、自分は本当に事務職が合っているのか事前にチェックすることも大切です。
面接では未経験ということをマイナスにせず、企業側に上手にアピールしていくことを考えていきましょう。
この記事の内容
事務職に受かるコツ
パソコンスキルをアピールする
例え事務職が未経験であっても、できる事務職はたくさんあります。
しかし、パソコンを使わない事務職はほとんどあり得ません。
そのため、パソコンのスキルをしっかりアピールすることが大切です。
口答で「ワードやエクセル、パワーポイントもできます」といっても、それを企業側に満足に伝えることは出来ません。
出来るという言葉はあまりにも大ざっぱすぎるため、やはりパソコンスキルの資格などを取得することも大切。
例えばMOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)などなら、ワードやエクセル、パワーポイントなどの一定のレベルの証明となります。
このような資格を持っているだけで、未経験の人でも企業側が使えるだろうと判断するのです。
育休中に資格を取っておくと仕事復帰にも非常に有効になります。
今資格が無くても後々取得したいというアピールをする
事務職を希望する場合は未経験であっても経験者であっても、やはり資格があった方が就職には有利です。
しかし、事務職未経験の場合は今現在資格を持っていない状態であっても、就職をしなければならない場合もあります。
そんなときには面接で、今後「〇〇などの資格を取得したい」などを面接官に伝え、それをアピールとしていきましょう。
あまり理想の高過ぎる資格ではなく、手に届きやすい資格から取っていきたいことを伝えます。
資格が何のためにどのように必要だと思うかをはっきり伝えることで仕事への取り組みの真剣さをアピールしましょう。
なぜ事務職に就きたいのか志望動機をしっかりする
未経験の事務職面接では、志望動機がとても重要となります。
そのため、まず面接する会社のことについてしっかり調べ、その会社に魅力を感じていることをしっかり伝えることが大切です。
また、事務職をしっかり学んで、自分の仕事として身に付けたいという真剣な気持ちを伝えましょう。
例えば医療関係の事務職の面接であれば、医療の世界で少しでも働きたい、貢献したいということを伝え、そこで事務を行いたいということを伝えるべきです。
一般常識は必須
事務職が未経験であっても一般常識はとても重要です。
面接ではやはり言葉、態度、挨拶などから一般常識がチェックされます。
そのため、面接のときに、きちんとした挨拶、言葉使い、そして笑顔、服装、態度などが大切なのです。
明るく笑顔で対応する
面接官と話しをするときには、明るく笑顔を忘れないようにしましょう。
笑顔がどうしてそんなに大切なのかと疑問に感じている人もいるようですが、笑顔はその人の一番良い印象を相手に与える武器となります。
また、暗い顔は前向きに前進していくパワーも感じられません。
暗い顔や仏頂面をしている人は周りに配慮がない人だと判断されます。
どんなに辛いときでも周りの人の気持ちを考えて、暗い顔をしないのが人へのマナーです。
それは周りの人を思いやるという気持ちがあるからです。
つまり、面接で暗い顔、仏頂面をする人は、周りの人のことを考えることのできない人であると見なされます。
本来であれば面接を行ってもらう感謝の気持ちも兼ねて、笑顔で応対することがとても大切なのです。
身だしなみは清潔感を出す
身だしなみを整えて、清潔感を相手に感じさせることもとても大切です。
不潔な人は単に汚いというだけでなく、その人の生活が乱れていると見なされます。
また、だらしない性格と見なされ、仕事をする上でも適当な人、だらしない人という印象を植え付けてしまう可能性も。
面接のときに不潔感を感じさせるということは、TPOも理解できないということになります。
つまり、常識やマナーが伴っていないという証拠になってしまうのです。
事務職が向いている人
パソコンなどの機器に抵抗が無い人
せっかく事務職に入っても、自分に向いていなければ退職をしてしまう可能性も高いです。
パソコンなどの機器に対して抵抗は無いでしょうか?
自宅でもパソコンを使用していますか?毛嫌いしていませんか?
パソコンがよく分からない、あまり自信がないという人は、そのまま事務仕事に入ってしまうと長く続かない人も多いです。
就職する前にパソコンの基礎的な学習をしたりMOSの資格を取るなど、パソコンなどが体質的に合わなくないかチェックしてみましょう。
数字や計算などに苦手意識が無い人
事務職の多くはやはり数字や計算に関わることです。
数字を見ると頭が痛くなるというタイプの人は合わないと判断しましょう。
パソコンでの計算が多いため、タイピングも大変です。
就職する前にタイピングの練習をしておくと、苦手意識がなくなり面接ではタイピングに問題ないこともアピールできます。
雑務も苦にならない人
専門職のサポート的な職種であるため、ずっと机の前に座って数字とにらめっこということではなく、いろいろな雑務もこなさなければなりません。
雑務は嫌いだという人や、人にあれこれと指図されるのは嫌いだという人には事務職は合いません。
雑務というのは本当にいろいろな仕事があり、パソコン操作だけでなく買い物に行ったり銀行に行ったり電話の応対、メールの返事、ファイルまとめ、書類整理、書類作成、お客さまの案内やお茶出しなど、さまざまなことをする必要があります。
総合的な仕事が苦手な人には、事務職にはあまり向かないので他の職種を考えるべきかも知れません。
どうしても受からない場合はパートや派遣から正社員を目指そう
事務職で働きたいと思っても、やはりなかなか未経験では面接に成功しない場合もあります。
そんなときには同じ事務系の仕事でも、ハードルの低いパートやアルバイト、派遣社員からスタートすることをおすすめします。
アシスタント的な立ち位置として事務職を経験し、実務として身に付けることができるのです。
また、面接のときに自分の価値を高めるために、仕事をしながらスキルを証明できるような資格の取得も考えましょう。
それによって派遣社員であれば正社員に引き上げられる可能性もあり、またそれだけの武器を身に付ければ新しい企業への就職も成功する可能性が広がるはずです。
未経験なら落ちて当たり前!数多く応募しよう
事務職未経験で事務職に就きたいときには、とにかく経験者よりは条件は悪いと考えましょう。
やはり企業側は欲しいと思う人材を探しているので、事務未経験で長続きするか分からないような人を優先的には採らないことが多いはず。
そのため、経験者が面接を受ける場合とは違い、数多くの募集にチャレンジすることも大切です。
未経験であれば落ちて当たり前。
どうしても事務職に就きたいという思いがあれば、その強い気持ちがアピールとなって企業側に伝わることもあります。
また、人柄が良く明るい人であれば、未経験でも後から教育すればよいという方針の企業であったり、それほど難しい事務仕事を求めていないので一般常識があれば良いと考えている企業もあります。
この場合は人間性を重視されるため、明るさ、前向きさ、爽やかさ、正直さ、まじめさ、熱心さなどによって決まります。
自分で無理だと決めつけず、まずは数多く応募してみることが大切です。