赤ちゃんが猫アレルギー?遺伝の可能性や対策について

子どもと猫

猫を飼っている人のほとんどは、猫が大好きだと思います。
また、今後猫をペットとして飼いたいと思っている人も、多いのではないでしょうか。

しかし、今赤ちゃんがいるおうちや、これから出産したいと思っている場合は、アレルギーの関係などで飼うことを躊躇ってしまう方も多いのではないでしょうか。

ここではアレルギーが出やすい猫アレルギーに関して解説したいと思います。

猫アレルギーの症状

湿疹が出た

猫アレルギーの症状にはいろいろありますが、湿疹が発症し皮膚が痒くなったり、赤くなったりすることもあります。

ブツブツと細かい湿疹ができることは、その全体が腫れ上がることもあります。
症状の強さは人によってさまざまです。

鼻水やくしゃみが出る

気づいたら、やたら鼻水やくしゃみが出るようになったということも。
多くの場合花粉症かと間違えられますが、検査をすると実は猫アレルギーであったということもあります。

目が痒そう

目が痒くなり花粉症と間違えられます。
特に猫を飼い始めてすぐに症状が出ることは少なく、数ヶ月~1年以上経ってから発症することも多いので、猫アレルギーに結びつけられないことの方が多いほどです。

咳が出る

のどの違和感、痛み、咳が出ることもあります。
特にアレルギーの場合は咳がなかなか止まらないことも。

呼吸が苦しくなる喘息などにつながる場合と、単に咳がでやすいという人もいます。

猫アレルギーの原因

猫アレルギーのアレルゲンは、Feldというタンパク質が主な原因と言われています。

Feldは家猫という言葉が語源になっていますが、このFeldは猫のフケ、汗、唾液、涙、肛門線分泌液などに主に含まれており、今確認されているものだけでも8種類。

特に影響の多いFeld1、Feld4、Feld7、Feld5Wをご紹介しましょう。

Feld1 Feld1は猫アレルギーのほとんどである約90%の原因と言われており、フケ、皮脂腺、唾液線、涙線、肛門線から分泌されているタンパク質です。
特に肛門線からの分泌がとても多いので、肛門を触れない、触れた手は洗う、便の処理した手の対策なども大切です。
特にメスよりオスの分泌量の方が多いと言われています。
Feld4 Feld4はFeld1の次に多く63%がアレルゲンとして持っていると言われおり、唾液腺からのみ出るタンパク質です。
Feld7 次に多いアレルゲンがFeld7であり、猫アレルギーの人の約38%がアレルゲンとして持っていると言われ、唾液腺や舌から分泌されるタンパク質です。
Feld5W そして次に多いアレルゲンとしてFeld5Wがあります。
猫が持っているIgAという免疫に関係しているタンパク質に含有し、猫アレルギーのアレルゲンの約38%を占めており、唾液や血液に含まれているのです。

これらアレルゲンの割合からも分かるように、猫アレルギーの人は単独のFeldではなく、複数のFeldを持っていることがほとんどと言えます。

遺伝的に猫アレルギーになる可能性もある

抱っこされる猫

猫アレルギーが遺伝的なものかというところは、実はまだはっきり分かっていません。

しかし、親子では体質がとても似ており、親が猫アレルギーの場合、子どもも猫アレルギーになるリスクが高いと言えそうです。

ただし、確実性はなく、逆に親が特に猫アレルギーがなくても子どもに猫アレルギーが発症することももちろんあります。

また、環境的なことが猫アレルギーを起こす原因になることも考えられます。

例えば、猫を飼っており、部屋掃除、猫のトイレの清潔度など、これは親の生活習慣に関わってきますが、やはり環境が悪ければ、猫アレルギーになるリスクも高く、その環境の中で育つ子どもも当然リスクが高くなります。

体質的な遺伝と、同じ環境に生活する意識的遺伝はあると言えるのではないでしょうか。

病院でアレルギー検査を受けることも可能

病院では猫アレルギー検査は内科、耳鼻科、皮膚科、アレルギー科でできます。

検査方法は血液検査の他にもパッチテストもありますが、やはりアレルギー専門外来で受ければ、もしアレルギーがある場合でも、その後の対処を相談することができます。

価格としては保険適用外なので大体1万円程度となりますが、もし症状が出てからの検査なら保険適用で約5,000円程度になります。

また現在は自宅で出来るセルフチェックキットもあり、猫アレルギーや犬アレルギー、ハウスダストアレルギーなどのアレルゲンをチェックすることも可能です。

ネットで行っており、6,000円程度でできますが結果は3カ月前後と言われています。

猫アレルギーへの対策

猫を清潔にする

シャンプーされる猫

猫は本来あまりシャンプーをしなくてもいい生き物ですが、猫アレルギーが心配な方は1~2ヶ月に1回ぐらいはシャンプーしましょう。

ただし、猫はシャンプーが基本大嫌いなので、どうしても嫌がってしまうときには、専門家のトリミングなどを利用することもおすすめです。

シャンプーをするとそのときにだいぶ毛が抜けるので、日常で抜ける毛の量がだいぶ減ります。
猫のフケもアレルゲンとしては要注意しなければなりません。

もちろんシャンプーをしても、特に毛の抜ける夏前などは毎日ブラッシングで抜け毛を取ってあげることも大切です。

掃除をこまめにする

自宅の掃除はこまめに行い、抜け毛、フケなどが取れる掃除機を使用するようにしましょう。
また、絨毯などはできるだけ敷かないようにし、拭き掃除がしやすいようします。

掃除は部屋だけでなく、猫のゲージ内やトイレも清潔に保つようにしましょう。

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空気をキレイにする

部屋の空気をキレイにすることはとても大切です。
窓を開けて風通しを良くすることも、1日1回は行いましょう。

それによって湿度が下がり、細菌などの繁殖を抑え、風によって毛やフケなども出ていきます。

窓を閉めたら空気中のミクロレベルのゴミまで吸い込むような空気清浄機を利用すると、より猫アレルギーの予防におすすめです。

布製品はできるだけ使わないようにする

猫は長椅子などにも寝そべると思いますが、できれば布張りの家具は避け、レザータイプの家具にしましょう。

布張りの長椅子やクッションなどは、洗うしか清潔にはなりません。
またペットを飼う場合注意しなければならないダニの発生予防のためにも、布張りはやめてレザータイプに変更しましょう。

免疫力が高まり猫アレルギーは緩和する可能性もある

もちろん猫アレルギーのことをいろいろ考えると、猫を飼わないことが一番いいという結果になってしまいますが、猫を飼うことでメリットもたくさんあります。

猫アレルギーのアレルゲンも、わたしたちの免疫力が高まって、緩和することも充分考えられるのです。

そのため、できるだけ注意をすることは重要ですが、それをきちんと行っていれば必要以上に怖がることはありません。
 
ちょっと大変のように感じるかも知れませんが、猫と過ごすメリットもたくさんあるため、あまりマイナスに考え過ぎないようにしましょう。

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