幼児になってもよだれの量が多くて困る!よだれが多い子の特徴は?

よだれをたらす子供

赤ちゃんのうちはよだれがよく出ます。
しかし、2~3歳になってもまだよだれが多いと、ママはちょっと心配になってしまいます。

「よだれが多いのはうちの子だけ?」
「なぜよだれが多くなってしまうの?」
など、ここでは乳幼児のよだれに関して解説したいと思います。

2歳くらいまではよだれが多くても気にしない

赤ちゃんがよだれを垂らすのは歯がないことや、口の周りの筋肉が完全でなく、口を閉めることが難しいからです。

もちろん、1歳過ぎるころからよだれはだんだん減ってきて、ほとんど出なくなっていきますが、子どもによってその時期には差があります。

よだれが無くなる頃になると、口の閉まりがしっかりしてきたり、歯が生えてきたり、ツバを上手に飲み込むことができるようになるからなのです。

上手にツバをゴックンできない可能性もあります。
そのため、よだれを流してしまう癖がついている場合も。
病的な場合は医師に相談すべきですが、2~3歳ではまだ心配する必要はありません。

個人差があるので、周りの赤ちゃんと比べて焦ることはまったくないのです。

よだれが多い子の特徴

口呼吸が多い

よだれが多い子どもは口呼吸が多いと言われています。
鼻が詰まっているなど、物理的に口呼吸中心になってしまう場合と、上手に鼻呼吸ができないという場合があります。

上手に出来ない場合は自然にできるようになるので待ちましょう。
もし鼻にアレルギーや鼻炎などがある場合は、鼻づまりを治療することが必要かも知れませんので、医師に相談しましょう。

集中すると口が半開きになってしまう

口の筋肉がまだしっかりしていないと、ちょっと何かに集中したりすることで口に意識が行かずにぽっかりと開いてしまうこともあります。

そうすれば当然よだれが垂れてしまうのも仕方ないことです。
特に成長過程として問題はありません。

よだれを上手に飲みこめていない

ストローから水分を飲んでいると、なかなかコップから飲めない子どもがいます。
これは知能の後れや何か身体的な不具合というより、飲むコツが分からないことがほとんどです。

そのため、ちょっとしたきっかけに飲めるようになります。
よだれも上手に飲める子どもと、なかなか要領が掴めない子どももいるので、ママは特に焦らないようにしたいものです。

口内炎がある場合もよだれが多くなる

大人でも酷い口内炎ができると、口を閉じるのも辛いときがあります。

赤ちゃんや幼児の場合も口内炎などができると、すぐに反応して口を開いてしまいます。
これは大人より口の周りの筋肉が弱いため、ちょっとしたことで開きやすくなっているからです。

よだれが多いことのメリット

赤ちゃんのよだれを拭く

虫歯になりにくい

よだれが多いということは口を開いていることが多いということになります。
口を密封していないことから、口の中の細菌が増えにくいため虫歯になりにくいと言えます。

また、最近ではサプリなどでも人気のあるラクトフェリンなど、唾液の中にはいろいろな殺菌力の高い成分が含まれており、自浄作用があります。
よだれを出すと、唾液もどんどんでるので口の中の衛生的にはとても良い状態を保てるのです。

消化が良い証拠

大人でもお腹が空いたらよだれが出るという言い方をします。
つまりよだれが出るのは胃腸の状態が良い証拠です。

そのため、よだれの多い乳幼児はお腹の調子がよく、特に消化が良い状態であるという証拠なのです。

口が乾燥しにくく風邪をひきにくい

風邪のウイルスなどは湿気にはとても弱いと言われています。
よだれの多い子どもは鼻呼吸をあまりせずに口呼吸中心です。

呼吸をするときに大気を吸い込みますが、そこには唾液がたっぷりのお口があります。
そのため風邪のウイルスなどからも守られ、風邪などもひきにくいと言われているのです。

よだれが多い子はよだれかぶれに注意

よだれかぶれ

よだれが多い子どもは、健康な証拠とも言えるので特に心配することはありません。
しかし、デメリットもありそれがよだれかぶれなのです。

肌の弱い子どもは特によだれがいつも流れている部分にトラブルを起こしやすくなります。
肌はいつもよだれで湿っています。

湿っているということは毛穴もひらき、皮膚はふやけた状態にあります。
もちろんよだれの成分も残ってしまうので、常在菌も繁殖しやすく、痒くなったりかぶれたりしやすくなるのです。

そのため、できるだけよだれが流れる口から顎、首辺りは拭いてあげるようにします。

ただし、ただ拭くのでは逆にふやけた肌を傷付けてしまうので、湿らせた柔らかいガーゼなどで軽く叩くように拭いてあげるといいでしょう。
またその部分にベビーローションなどを塗っておくと、肌への影響が少なくなります。

よだれかぶれの予防や改善にはベビーローションで保湿する

2018年4月6日

スタイはこまめに交換してあげよう

スタイにはよだれが大量に付くため、どうしても雑菌の温床となってしまいます。

そこからまた肌へ感染することもあるので、スタイはこまめに替えてあげることが大切です。

また、よだれの多い子どもは皮膚擦れにとても弱いので、かわいいスタイというより、柔らかく肌に刺激の少ない天然素材のガーゼを使用したものなどにこだわりましょう。