赤ちゃんのスキンケアにはセラミド配合の保湿剤を使おう

赤ちゃんのスキンケアがとても重要だということは、ママたちの間でもしっかり認知されるようになりました。
そんな中、セラミドが赤ちゃんの保湿にとても良いと聞いたことのあるママも多いかも知れません。

セラミドというとママのスキンケアでもおなじみの成分ですが、赤ちゃんにも本当に良いのでしょうか。
ここではセラミドと赤ちゃんの保湿について解説していきます。

セラミドとは

セラミドは特に皮膚細胞や関節、目などに存在しているゼリー状の成分です。
肌細胞の中では特に表面に近い角質層に多く含まれており、細胞と細胞をくっつける役割があります。

細胞同士の間で水分や油分を抱えこんだ細胞間脂質の主成分です。

角質層を整えることで皮膚内の水分の蒸発を防いだり、肌のキメを整えたり外部からの刺激から肌を守るなどの働きがあります。

セラミドの働き

肌のうるおいを保つ

特に角質層に多く含めれており、細胞脂質として細胞同士をくっつけながら整える働きがあります。

セラミドはこの細胞間脂質の約半分の50%を占めており、角質層を整え、角質層の保水だけでなく肌細胞に含まれている水分の蒸発も抑える働きがあるのです。

外部刺激から肌を守る

肌のバリア機能

セラミドが豊富に含まれている保湿力の高い角質層は皮膚表面をしっかりガードし、紫外線、細菌、ウイルス、乾燥などいろいろな外敵から守ることができます。

表面に近い部分に位置している角質層には、レンガのように細胞が何段にも重なって規則正しく並んで肌をガードしているのです。

しかし、レンガ同士をくっつけるためのセメントが減少していると、レンガが剥がれ落ちたり、規則正しく並ぶことができず、いわゆるガタガタ状態になってしまいます。

この細胞と細胞をしっかりくっつけるセメントの役割がセラミドです。
セラミドが減少し細胞がボロボロになってしまうと、外敵から守ることもできず、また皮膚内の水分もどんどん蒸発してしまいます。

胎児ヒト皮膚におけるセラミド量が経皮バリア物性の成熟と関連することを明らかにしている。
引用元:日本香粧品学会誌

セラミドの種類

ジェル

天然セラミド

天然セラミドとは動物性由来のセラミドのことを言います。
人の肌とは相性が良く、親和性が高いことにより浸透率も高いセラミドです。

また、使い続けることで、わたしたちの体内生成を増やすこともできる優れた成分です。

しかし、天然セラミドは価格が高いため、天然セラミド配合の商品も当然価格的に高くなってしまいます。
天然セラミドの他にもビオセラミドやセレブロシドなどと成分表示されることもあります。

植物性セラミド

植物性セラミドは言葉どおり植物由来のセラミドです。
お米、とうもろこし、コンニャク、大豆などには植物性セラミドが豊富に含まれ、天然セラミドよりずっと価格的にも安価で手に入ります。

特にコンニャクから抽出された植物性セラミドは、アレルギーなどにも影響されにくいというメリットも。

しかし、人の肌への浸透率が低く、効果が弱いところがデメリットです。
植物性セラミドの他にも、米ぬかスフィンゴ糖物質やコンニャクセラミドなどの成分表示の場合もあります。

合成セラミド

セラミドそのものではなく、分子構造的にとても酷似した合成された物質です。
セラミドに似ていてもセラミドではなく、価格はとても安価となっています。

あまり効果に期待ができず、肌荒れの原因になってしまうことも。
合成セラミドの他にもセチルPGヒドロキシエチルパルミタミドと成分表示されている場合もあります。

ヒト型セラミド

人の肌細胞内のセラミドと、とても似ているものを酵母から作ったものです。

肌内のセラミドと同じ構造をしているため、天然セラミドと同じように高い保湿効果と浸透率が期待でき、安価で安全という部分でも注目されている成分です。

刺激が少なく敏感肌の人にも安心して使用できます。
ヒト型セラミドの他にもバイオセラミドやセラミド2、セラミド3などと表示される場合もあります。

「セラミド配合」という表記だけではわからない

配合量が多くなければ保湿力も高くない

セラミドの高い美肌効果を期待している場合、特に「セラミド配合」という言葉に意外と騙されやすいので注意が必要です。

セラミドが配合されていても、しっかり効果を得ることのできる配合量でなければ、はっきり言って意味はありません。
そのため、セラミドがどのぐらい配合されているかもチェックしましょう。

価格が安ければ配合量もそれなり

価格は、その商品の成分の種類や配合量とほとんど比例しており、価格はある意味正直です。

そのため、やはり赤ちゃんに質の高いセラミドをたっぷり使用しているスキンケア商品を選ぶなら、価格もある程度高いものがおすすめです。

それなりの効果が得られるため結果的にはお得と言えます。

スキンケアをすることで乳児湿疹やアトピーを予防できる

保湿ケアをする赤ちゃん

乳児湿疹はホルモンの影響が残っていたり、よだれ、常在菌、紫外線であったりと、いろいろな要因はありますが、どの場合も角質層が乱れ保湿不足の肌に起こることがほとんどです。

そのため、セラミドをしっかり補給し角質層を整えてあげることで、強く健全な肌をつくり乳児湿疹の予防ができるのです。

また、アトピーはアレルゲンを外敵と察知してしまう、免疫システム異常によって起こると言われています。
しかし、セラミドをしっかり補給し角質層がしっかり整っていると、アレルゲンによる影響が少ないためアトピーの発症も予防できます。

これらは日本医療研究開発機構でも発表されています。

乳児湿疹にはベビーローションで保湿がおすすめ

赤ちゃんのスキンケアにもセラミド配合の保湿剤を

赤ちゃんはみずみずしくぷるぷるな肌というイメージを抱きがちですが、実は赤ちゃんの角質層は未完成のため保湿不足になりやすいのです。

そのため、ちょっとした刺激によっても肌がただれてしまったり、ブツブツが出てしまったり、赤くなってしまったりと、いろいろなトラブルが起こりやすくなります。

特に表面に近い部分の角質層が乱れていると、よだれの成分や体に住み着いている常在菌、紫外線、雑菌、排泄物の毒素など、いろいろな外敵から肌を守ることができません。

それによりさまざまな肌トラブルが起こることから、赤ちゃんのスキンケアでは角質層を整えてあげることが重要となります。

そして、角質層に不足しがちなセラミドをしっかりプラスすることが重要です。
そのため、安全性や浸透率の高い、質の良いセラミドを使用したスキンケアをしてあげることをオススメします。

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