日焼けでダメージを受けた髪のアフターケア方法

秋は春~夏での紫外線によって髪が日焼けしてパサつきが気になっている人も多いのではないでしょうか。
特に子育て中のママやパパは、子どもを外出させようと散歩などで外に出かける機会も多かったと思います。

そこで気にしておきたいのは日焼けでダメージを受けた髪のアフターケア。
ここでは日焼けした髪のケア方法を中心に解説したいと思います。

日焼けした髪のケア方法

日焼けした髪のダメージを完全に修復することはできませんが、それでもケアはしっかりしておくことをおすすめします。
基本的に特別なことはありません。

アフターケア方法
  1. シャンプーでしっかり汚れを落とす
  2. 自然乾燥せずドライヤーでしっかり乾かす
  3. トリートメントなどで髪を補修する

シャンプーでしっかり汚れを落とす

頭を洗う女性

日焼けをした髪のケアの第一歩はまずシャンプーです。
髪のケアのためには頭皮をしっかりケアすることが大切ですが、頭皮に皮脂や汗、汚れなどがたまってしまうと髪のケアもできません。

ただし、アルコール系のシャンプーは合成界面活性剤や添加物で刺激が強いため、アミノ酸系のシャンプーを使用するようにしましょう。

髪が日焼けしているときには、当然頭皮も日焼けしているため、とても敏感になっている可能性があります。

そのため、添加物や合成界面活性剤が配合されているシャンプーは、より地肌にダメージを与えてしまい脱毛やアレルギーなどの原因にもなってしまいます。

自然乾燥せずドライヤーでしっかり乾かす

日焼けした髪はパサパサになりやすく、そんな髪にシャンプーの後ドライヤーを当てるのは良くないように感じる人もいるかと思います。

自然乾燥の方が保湿力を高めるように感じますが、実は逆だということを覚えておきましょう。

確かに傷んでいる髪にドライヤーは良いとは言えません。
しかし、温風の温度を少し落としたり、髪から20cm以上離すことで熱から守ることができます。

また、洗い流さないタイプのトリートメントなどを付けてからドライヤーするとより安心です。
髪が濡れたまま自然乾燥をすると、キューティクルが開いたままになってしまい、髪の中の水分まで蒸発してしまうのです。

そのため、髪全体が自然乾燥で乾いた頃には、髪の中の水分量もグーンと低下してしまいます。
特に日焼けでダメージを受けている髪のシャンプー後は、絶対に自然乾燥は避けなければならないのです。

トリートメントなどで髪を補修する

特に髪の修復を行うならトリートメントがおすすめです。

コンディショナーはキューティクルをしっかり守る、リンス効果を高くしたような働きですが、トリートメントは髪の中に栄養を浸透させ髪の状態を良くしていきます。

本来紫外線によるダメージを受けた場合は、まずトリートメントで髪の内部を修復することが重要です。

髪のトリートメントのポイント

トリートメント

トリートメントは補修力の高いアイテムを選ぶ

日焼けなどで傷んだ髪はトリートメントで修復することが大切ですが、やはりトリートメントの中でもしっかり補修力の高いものを選ぶようにしましょう。

特に保湿効果や栄養をしっかり髪に補給することが出来るトリートメント選びが大切です。

例えば、ヒアルロン酸やヒアルロン酸の2倍の保湿力を持っているリピジュア、アルガンオイル、ココナッツオイル、ホホバオイルなど天然オイル配合のものを選びましょう。

最近はトレハロースなど水分保水力が強力な成分も人気があり、髪内部の水分バランスを整えるアクアバランサー(インステアリン酸)など配合されているものも人気があります。

流さないタイプのトリートメントも併用する

トリートメントには洗い流すタイプと流さないタイプがあります。
同じトリートメントでも同じ役割ではありません。

どちらも髪に栄養を与えるという意味では同じですが、洗い流さないタイプのトリートメントはシャンプーをした後、ドライヤーの熱から髪を守ったり、髪の乾燥などを防ぐサポートをします。

そのため、洗い流すタイプのトリートメントを使用した上で、洗い流さないタイプも併用して使用すると効果はより高くなるのです。
この2つをシャンプーの前後に、セットで使用するようにすると髪のダメージが強いときにはおすすめです。

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2018年11月20日

ダメージヘアを放っておくと…

日焼けした髪を放っておくと、様々な髪のトラブルが起きてしまう可能性があります。
以下のような症状が表れていたらしっかり髪のケアをすることをおすすめします。

パサパサに乾燥する

ダメージヘア

ダメージヘアを放っておくとパサパサした乾燥髪になります。

日焼けによるダメージだけでなく、シャンプー剤、パーマ、ヘアカラー、加齢などによる髪のダメージなど放っておくと、髪の中の成分や水分が激減してパサパサ髪になってしまうのです。

特に日焼けの場合、髪のキューティクルを剥がすことで髪の中の水分はどんどん蒸発し、パサパサ髪になってしまいます。

また、頭皮が紫外線の攻撃を受けると、頭皮細胞を破壊し保湿を保つことができなくなり乾燥し、血の巡りが悪くなり、髪に必要な栄養を届けられなくなりパサパサになるのです。

ダメージヘア

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2018年10月30日

枝毛や切れ毛が多くなる

枝毛・切れ毛も髪のダメージを放っておくと起こりますが、どうしても毛先まで栄養が行き届かなくなり、毛が細くなって枝毛・切れ毛が起こります。

他にも髪のキューティクルが剥がれてしまうと、そこから水分が蒸発して髪の水分量がグーンと低下し、一番ダメージを受けやすい髪の先から枝毛・切れ毛が起こることも増えるのです。

日焼けなどの場合は、頭皮の表皮部分やもっと奥の細胞内の成分まで破壊します。
それによって頭皮は乾燥し、血行が悪くなり、栄養が髪まで届かなくなることもあるのです。

また、ストレスも頭皮の血行不良を起こし、同じように枝毛・切れ毛の原因になることもあります。

白髪が増える

白髪

白髪と言えば加齢によるものと思われがちですが、栄養不足や紫外線攻撃による白髪もあります。
特に頭皮が日焼けしてしまうと、紫外線によって頭皮の表面だけでなく皮膚細胞の奥の方まで影響を与えてしまうのです。

頭皮の細胞には黒髪の色素を作る色素幹細胞が存在していますが、この細胞を紫外線が破壊してしまうと、髪の色を作ることができなくなります。
そのため、ポツポツと若いのに白髪が出てきてしまうのです。

分け目は頭皮が紫外線攻撃を受けやすいため、分け目から白髪が増えるということも起こります。

髪が生えているため頭皮は意外と無防備になりますが、紫外線に直接当たるところなので、白髪などにもなりやすいのです。

抜け毛や薄毛の原因に

頭皮に紫外線を強く受けてしまうと、頭皮の中の皮膚細胞内にある毛母細胞の機能を壊してしまいます。

この毛母細胞は次の毛を誕生させる種のようなものなので、壊されてしまうと次に生える毛は減ってしまうのです。

つまり紫外線攻撃を受けると、今生えている髪の寿命も短くなり数ヶ月後には抜けやすくなります。

そして今生えている毛が抜けると、次の髪が生えてくるのが健全な髪のメカニズムですが、毛母細胞が破壊されてしまっているので、次に生える髪がとても少なくなり、半年、1年後には薄毛に気づくということもあるのです。

肌同様出掛ける前に日焼け対策することが重要

ママと赤ちゃん

以上、紫外線による髪トラブルのご紹介をしましたが、髪や頭皮も肌と同じように外出するときには、しっかり日焼け対策が重要だということがお分かりになったでしょうか。

特に小さな子どもを持っているママは、子どもと一緒に行動することも多く、毎日ちょっとした時間でも髪や頭皮の日焼け対策を忘れないようにしましょう。

子どもと太陽の下で楽しく遊ぶときにも、しっかり日除け対策は重要です。