ミルクはいつまで飲ませるの?フォローアップミルクは必要?

ミルクを飲む赤ちゃん

ミルクを飲んでいる赤ちゃんもたくさんいますが、いつまで飲ませてもいいのでしょう?

逆にいつになったらミルクを卒業しなければならないのかなど、特に初めてママになった方は不安になっている方も少なくないと思います。

ミルクと離乳食との関係や、フォローアップミルクなどの必要性など、ここではミルクに関することを解説したいと思います。

離乳食が始まるころからミルクの回数を減らす

離乳食を食べる赤ちゃん

離乳食が始まる頃は大体生後5~6ヶ月を目安としています。
この時期は離乳食をスタートしますが、だんだん離乳食に慣れていく時期なので、すぐにミルクを減らす必要はまったくありません。

まず、離乳食を食べさせ、その後は好きなだけミルクを飲ませてあげましょう。

次に生後7~8ヶ月の離乳食中期になると、だいぶ離乳食に慣れてきます。
この頃になっても離乳食の後にミルクを欲しがればあげてもOKですが、だんだん離乳食が増えてくると自然とミルクを欲しがらなくなっていきます。

また、離乳食の前に空腹に襲われたときにもミルクを欲しがりますが、このようなときにはミルクを少し上げて気持を落ちつかせてから離乳食を食べさせるようにしましょう。
この時期は、まだ離乳食だけでなくミルクが必要な時期です。

ただし、ミルクの1日の合計量は700ml~900ml程度に抑えます。

離乳食以外に、200ml程度を1日3回飲んでいる場合は、食後は100ml程度ということになります。
そして、生後9~11ヶ月の離乳食後期になると離乳食が多くなり、ミルクの量は減っていくはずです。

離乳食の後のミルクは大体100ml程度となります。

しかし、離乳食摂取が増えずにミルクの量が減らない場合は、ミルクの量を意識的に減らして、離乳食を増やすようにコントロールしなければなりませんが、ほとんどの場合はスムーズに離乳食に移行していけます。

夜寝る前に飲んでいたミルクは1歳頃を目安に卒業

赤ちゃんにミルクを飲ませるママ

寝る前のミルクは離乳食が始まっても、やはりリラックスのためには大切なことでもあるのです。
睡眠の前の儀式のようになっているミルクは、急に止めることはよくありません。

しかし、だんだん離乳食がしっかり食べられるようになると、栄養も充分摂ることができるようになり、夜のミルクを少しずつ減らすことが大切になります。

ただし、体は必要なくなっても、乳幼児の心はまだ必要としていることもあるのです。

そこで、量を少しずつ減らすようにし、完全に離乳食だけでミルクを飲まなくなる1才を過ぎる頃には、夜のミルクも卒業させるようにしましょう。

寝つきを良くするために飲ませていた場合は白湯で代用

寝る前のミルクには体の中から温まり、寝付きが良くなるという効果もあります。
そんなときには寝付きをサポートするために白湯を代用するのもおすすめです。

白湯にすることで、あまり量を飲まなくなり、だんだん寝る前の白湯も必要としなくなります。

フォローアップミルクとは

ミルク

粉ミルクとフォローアップミルクの違い

最近はフォローアップミルクも注目されています。
離乳食を3回にしたときに、やはりしっかり栄養が摂りきれないこともあるので、そこをフォローするために飲ませるミルクです。

見た目は粉状なので粉ミルクと同じようですが、内容も使用理由も違ってきます。

特に離乳食の後に、コップやストローなどで飲ませるママが多く、栄養を補うものとして発売されています。

なかなか離乳食では摂りにくいDHAや鉄分、カルシウムなどを補助することができるので、食の細い赤ちゃんには特に喜ばれています。

フォローアップミルクは必ずしも必要ではない

離乳食をしっかり食べることのできる赤ちゃんの場合は、離乳食の栄養バランスを考えて作ってあげるようにすれば、特にフォローアップミルクは必要ありません。

赤ちゃんも個人差があり、離乳食に慣れていくことがとてもゆっくりな場合もあるので、そんなときにはフォローアップミルクを上手に利用したいものです。

フォローアップミルクの飲ませ方

フォローアップミルクの飲ませ方として、夜寝る前などは哺乳瓶の方が落ちついて安心することが出来る可能性があります。

また、離乳食になかなか慣れない場合も、哺乳瓶から飲ませてあげた方が赤ちゃんには無理がありません。

しかし、様子を見ながら離乳食が増えてきたら、哺乳瓶を忘れさせるためにもストローやベビーマグなどで飲ませるようにするのもオススメです。

フォローアップミルクの量は、赤ちゃんの体重が基本になります。
生後何カ月だからどのぐらいというより体重で決めていきますが、基本は離乳食を増やすということを忘れないようにしましょう。

フォローアップミルクの止め時は個人差がある

フォローアップミルクをそろそろ止めるといった時期は個人差があります。

基本は離乳食だけにすることが大切であり、離乳食の進み方が遅いときにフォローをするミルクだということを前提に考えましょう。

そのため、離乳食がしっかり食べられるようになったら、そろそろフォローアップミルクは止め時ということになります。