乳幼児の花粉症対策!親からの遺伝はするの?

鼻をかむ幼児

ママやパパが花粉症を持っていると、子どもにもうつらないだろうかと不安になってしまう人も多いと思います。
特に花粉症の場合はうつるというより、遺伝ということで不安を抱えているママもいるかも知れません。

ここでは子供の花粉症対策や遺伝の可能性について解説したいと思います。

花粉症に遺伝的要素はある

花粉症はアレルギーの1つなので、アレルギー体質が遺伝をすると言えます。
大手製薬会社の調査で、0歳~16歳の子どもを持っている2,587人の両親と、その子どもも含む4,371人によるいろいろな結果が見えてきます。

・両親が花粉症でないのに子どもだけ花粉症だった症例は11.6%
・両親が花粉症の場合、子どもの花粉症の症例は43.2%
・父親のみ花粉症の場合、子どもの花粉症率は23.4%
・母親のみ花粉症の場合、子どもの花粉率は32.8%

と母親からの遺伝の方が多いことも見えてきます。

妊娠中に母親の胎内にいたことや、出産後も母乳で育つということも母親からの影響を受けやすいという原因になっているのではないかと言われています。

この数字から見ても親からの体質遺伝は確かにあることを示しているのです。
ただし、親が花粉症でも子どもは喘息など他のアレルギー疾患を発症しているということもあり、基本的にはアレルギー体質の遺伝が大きいと考えられます。

花粉の多い地域ほど赤ちゃんに遺伝しやすいという噂も

スギ花粉

同じように親からのアレルギー体質の遺伝を受けていても、アレルゲンとの接触が少なければ花粉症を発症せずに済む場合もあります。

そういう意味から考えると、花粉の多い地域に住む赤ちゃんはもし遺伝を持っていた場合は、発症のリスクはとても高くなると言えるのです。

発症年齢は低年齢化してきている

大手製薬会社の0歳~16歳の子どもに対しての調査によると、子どもが花粉症ではないかと感じている親は25.7%もおり、子どもの約4人に1人が花粉症だと親が不安に感じていることになります。

親が感じているだけでなく実際に花粉症の発症率は
・3歳→10.4%
・5歳→10.7%
・6歳→8.9%

と発症は低年齢化しているとも言われています。

また、10歳までに発症している子どもがなんと69.3%、その中の約半数が5歳までに発症しているという現実があるのです。

遺伝以外の花粉症になる原因

花粉の量が多い

花粉の量の多い環境に住んでいたり活動範囲にある場合は、やはり遺伝でなくても花粉症が発症しやすいと言われています。

また、体質的な遺伝を持っていても、環境によっては一生花粉症が出ないこともありますが、花粉の量が多い環境に住んだり毎日その環境の中にいることで、花粉症の発症リスクは高まります。

バリア機能が低下した皮膚から花粉が侵入

皮膚から花粉が侵入することで、花粉皮膚炎という疾患を起こすことがあります。
アレルギー疾患の皮膚炎というとアトピー性皮膚炎を考えますが、花粉皮膚炎という疾患もあります。

皮膚が乾燥し肌荒れを起こしバリア機能が低下したときに、露出している皮膚に花粉が入り込んで皮膚炎を起こします。

特に毛穴が少なく、露出することが多く乾燥しがちな首、手、すねなどに出やすいと言われています。
突然痒くなり掻いてしまうと赤くなり、肌がザラザラしてしまうのです。

そして、だんだん色素沈着を起こして黒ずみが残ってしまいます。
花粉だけでなく最近ではPM2.5や黄砂によっても起こると言われているのです。

赤ちゃんの花粉症対策

掃除をする女の子

家の中に花粉を持ち込まない

特に赤ちゃんは免疫も弱いので、しっかりママたちが守ってあげなければなりません。
そこで、まずは家の中に花粉を持ち込まないようにしたいものです。

例えば、会社や外出から帰ったときには、玄関ですべて服を脱ぐようにしましょう。
下着はともかく一番外側の服についた花粉を部屋に出来るだけ入れないためにも、玄関で花粉が多くついている服をすべて脱ぎます。

また、花粉もしっかり取り除くことのできる、機能の高い空気洗浄機などの使用も考えるようにしましょう。

花粉が多い時期は洗濯物を外に出さない

子供服

長い時間外に出している洗濯物には、花粉の多い時期にはたくさんついており、それを家の中に入れることで部屋中花粉が多い状態になってしまいます。

そのため、花粉の多い時期には室内干しをするようにするといいでしょう。

また、家干しが嫌な場合は洗濯乾燥機を使用したり、風呂場などを乾燥室にすることのできるシステムにすることもおすすめです。

掃除はこまめにする

花粉を取るためにも掃除はこまめにすることが大切です。
花粉に影響を受けやすい体質の場合、カビやハウスダストにも影響を受けやすくなっているので、そういう物質を避けるためにも掃除はこまめにすることが大切です。

また、布張りソファーより皮製や合成皮革のソファーを。絨毯は敷かないようにしたり、クッションもあまり置かないなど、花粉、ホコリ、ダニなどが溜まらないようにすることも大切です。

帰宅後にシャワーを浴びる

帰宅後はできるだけすぐにシャワーを浴びるようにしましょう。
髪の毛や皮膚などにも付着しているため、外出から帰ったら、少し早めでも赤ちゃんやママもシャワーを浴びることもオススメ。

また、パパも帰ったら食事より先にシャワーを浴びると、より外からの花粉を家で拡散することがありません。

授乳中のママが薬を飲む場合は医師に相談しよう

授乳中のママは花粉症がつらく、薬を飲みたいと思ったときはやはりおっぱいに薬が混じってしまうことが多く、それが赤ちゃんに影響を与えてしまうことがあります。

環境を整えて赤ちゃんのアレルゲンの元を断とう

花粉症の赤ちゃんだけでなく、花粉症の予防のためにもアレルゲンをできるだけ近づかせないことが大切です。

そのため、花粉症の場合は、花粉の飛ぶ時期は外出を減らしたり、長時間いる自宅の部屋の中の花粉を徹底的に減らすなど、アレルゲンを減らすことで花粉症の予防や進行を抑えることができます。

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2018.03.18