「赤ちゃんの髪が自然乾燥だとボサボサになるからドライヤーを使いたい…」
と思っているママも多いのではないでしょうか?
ドライヤーは風圧もあるし、熱や音も出るため、赤ちゃんに使ってもいいのか悩んでしまうところ。
ここでは赤ちゃんにドライヤーを使えるのか、使用する上での注意点などを解説しています。
この記事の内容
ドライヤーを使えるかどうかはその子次第
自然乾燥では乾きにくくなった
ドライヤーが必要かは、やはり赤ちゃん次第という部分があります。
例えば、赤ちゃんの髪の量によっても違ってきます。
髪は本当にちょっとしか生えていない赤ちゃんと、産まれたときからしっかり生えている赤ちゃんもいます。
髪がまだ薄い赤ちゃんの場合はドライヤーの必要はありません。
逆にしっかりと髪が生えている赤ちゃんの場合は、できるだけドライヤーで乾かしてあげるようにしたいものです。
そのため、タオルでの自然乾燥だけでは、15分ほどたってもまだ乾かない場合、そろそろドライヤーの軽い使用を考えてみるのもいいかもしれません。
ドライヤーを嫌がらないか
ドライヤーをそろそろ使用したいと思ったとしても、赤ちゃんがドライヤーの熱風や音を異常に嫌う場合もあります。
その場合は赤ちゃんにとってドライヤーを使用することは、強烈なストレスになっているはずです。
もちろん個人差がありますが、大体平均的には生後8ヶ月頃からの使用が1つの目安と言われています。
この時期になると赤ちゃんがドライヤーの音に恐怖を感じなくなったり、不快に思わなくなる年齢と言われているからです。
しかし、それでも個人差があるので、嫌がるようなら8カ月過ぎても無理には使用せず様子をみていきましょう。
ドライヤーを使用する上での注意点
ドライヤーの温度
わたしたちが使用している一般的なドライヤーなら、吹き出し口から約3㎝のところで約140度とされています。
そして吹き出しから10㎝ほど離れると約100度程度になり、15㎝離れると約90度になると言われています。
大人の場合なら20~30㎝程度離すのが良いと言われていますが、赤ちゃんの場合は大体50㎝ほど離して温度を下げて使用しましょう。
もともと低温ドライヤーの場合は50度から70度ぐらいなので、その場合はもう少し近づけても大丈夫です。
もしドライヤーの温度調節が付いているものであれば、一番低温にして使用しましょう。
ドライヤーを近づけ過ぎない
ドライヤーの設定温度によっても違いますが、一般的なドライヤーの場合、上でご紹介したように吹き出し口から15㎝離したぐらいで約90度になります。
大人とはまったく違うので、赤ちゃんの場合は一般ドライヤーで50㎝、低温ドライヤーでも40㎝以上は離して使用しましょう。
温度だけでなく風が赤ちゃんにはストレスになることもあるので、離して使用することはとても大切なことです。
風量を上げ過ぎない
例えドライヤー温度が低くても、風量は赤ちゃんにとっては負担が大きくなります。
特に顔にも当たりやすいので、風量も注意しなければなりません。
ドライヤーによっては、風量を抑えることのできるスイッチがついているタイプもあります。
風量を多くすると音も強くなるため、基本的には風量は低い状態で使用しましょう。
ただし、あまり弱いと乾きが遅く、ドライヤーを近づけてしまいがちなので注意しなければなりません。
あまり長時間使用しない
赤ちゃんのドライヤーは、長時間使用は赤ちゃんの肌にも、精神的にも大きな負担を掛けてしまいます。
特に赤ちゃんの場合は大人のドライヤー使用のように、「ドライヤーでしっかり乾かす」といったイメージではなく、「タオルでの自然乾燥をするサポート程度」というイメージでドライヤーを使いましょう。
あくまでも自然乾燥のサポートなので、完全に乾燥するまでドライヤーを使用する必要はありません。
ドライヤーの使用で電磁波の影響は出る?
2011年にWHO(世界保健機関)により、電磁波に発がん性があるという発表がありました。
まだ研究段階ということで、強く危険性を訴えるというものではなかったものの、世界中で大きな話題となったのです。
携帯電話やパソコンからも電磁波は多く出ると言われていますが、他にも電気製品のほとんどから電磁波は出ています。
例えば、テレビから出る電磁波は約20mGと言われており、それに比べるとドライヤーは約70mGと言われているのでテレビよりは多いと言えそうです。
しかし、ドライヤーはせいぜい大人でも使用時間は10分程度。
この程度の使い方で1日2回毎日使ったとしても、特に問題はないと言われています。
また、気になる場合はドライヤーを30㎝以上離すと良いとのこと。
当然赤ちゃんの場合は数分で50㎝ほど離して使用するので、特に心配はないと言えるでしょう。
もしこの程度で問題があるのであれば、テレビを付けた部屋にいることも危険だということになってしまいます。
それでもできるだけ電磁派を避けたいという場合は、低電磁波ドライヤーも発売されているので、そのようなタイプを使用しましょう。
ドライヤーを使用すると髪がさらさらに
ドライヤーを使用すると髪がさらさらになると言われていますが、もちろん使い方を間違えると逆にツヤのない、がさがさの髪になってしまうということも。
髪の根元や頭皮から乾かすイメージでドライヤーをかけましょう。
先に毛先の方から乾かすと、なかなか乾かずにドライヤーをかける時間が長くなってしまいます。
そのような乾かし方では頭皮が乾くころには、毛先はドライヤーを当てすぎて乾燥し、がさがさになってしまいます。
また、ドライヤーは少し離して使用するようにし、8割程度乾いたら今度は冷風で乾かします。
冷風を当てることでキューティクルが閉じてツヤのある髪になるのです。
赤ちゃんの髪も最後に冷風を当てることで、同じようにキューティクルが閉じ、傷みにくくなります。
もともと赤ちゃんの髪はツヤのある美しい髪をしていますが、キューティクルが開いた状態で寝てしまい汗をかいて頭がムレたりすると、髪が傷み絡まりやすくなってしまうこともあるのです。
赤ちゃんへのドライヤーの使用は一度使ってみて、様子を見ながら続けていきましょう。