妊娠中に太ってしまったというママは意外と多く、出産したらすぐにでもダイエットをスタートさせたいと思うのも当然のこと。
でも、やっぱり母乳のことを考えるとダイエットは棚上げかと諦めているママもたくさんいます。
しかし産後のダイエットを諦めることはありません。
どのようなダイエットが母乳に影響があるのかをしっかり理解して、正しいダイエットをしていきましょう。
この記事の内容
ダイエットの内容によっては母乳に影響することもある
ダイエットをすると母乳に影響があるのか?という疑問に関してはもちろんダイエット内容によって母乳の質に影響することもあります。
ダイエットにはいろいろなタイプのものがありますが、結局は食事の量と運動が重要となります。
しかし、これらをストイックに行うことは、授乳中には絶対に避けなければなりません。
やはり母乳は赤ちゃんの体や脳などの成長を左右することからも、質や量はとても重要です。
そんなときに栄養を抑えるようなダイエットは絶対に避けなければならないことであり、他にも無理な運動など母乳に影響があることは避けなければなりません。
母乳が出なくなるダイエットの影響
栄養不足
ダイエットの中でも一番多いタイプが栄養を抑えるというものです。
極力食べ物を減らす方法や、食べたものの吸収を抑える方法などがありますが、どれも栄養不足を引き起こすことにつながってしまうのです。
栄養不足というと、現代にはあまり関係のないことのようですが、必要な栄養が不足している人はとても多く、逆に必要以上に過剰摂取している成分も多い時代と言えます。
このような栄養不足や過多によって、体の調整がうまくいかなかったり、いろいろな症状が出るのです。
しかし、授乳中のママにとっては、この栄養不足は直接赤ちゃんの成長に影響してしまうため、注意しなければなりません。
栄養不足は母乳の質の低下はもちろん、母乳が止まってしまうことさえあるのです。
母乳の質が低下してしまうと、赤ちゃんに乳児湿疹が起きやすくなるといったデメリットなども起きてきてしまいます。
貧血
ダイエットなどによる栄養不足や過剰な運動、ストレス、睡眠不足などさまざまな要因によって貧血を起こすこともあります。
母乳は血液からできているため、この時期は造血も普段より大量必要となるのです。
そのため、授乳中は特に貧血になりやすい状態にあり、造血が足らなくなると母乳の質や量にも影響が起こり、ママも貧血を起こしやすくなります。
この時期は特に造血を促進させるために必要な、ビタミンやミネラルなどもしっかり摂るようにしたいものです。
ストレス
出産すると24時間ゆっくりする時間がないほど育児と家事に追われるママたちは、とにかくストレスが溜まっています。
ストレスが溜まると自律神経が乱れ、それによって不眠が起こったり、ホルモンバランスが乱れます。
そのうえ、ダイエットで好きな食べ物を制限したり、満足に食べられないことでさらにストレスが溜まる女性も多いです。
ホルモンバランスの乱れは母乳の質や量にも大きくかかわるため、できるだけストレスを発散するようしましょう。
ちょっとした時間でも好きな本を読んだり、音楽を聴いたり、アロマを利用したアロマ風呂でゆっくりしたりと、ストレス解消の工夫をしていきたいものです。
母乳が出なくなると痩せにくくなるという悪循環
母乳育児を行うとママはあまり太らないと言われていますが、これは母乳をつくることで脂肪をため込まない体質に変化していくからです。
妊娠のときには赤ちゃんを守るために脂肪をため込む体質になっていきますが、出産をするとその体質もだんだん戻ってきます。
特に母乳がスムーズに出ていると、ため込み体質は早く戻ると言われているのです。
そのため、過度なダイエットによって母乳が出なくなってしまうと、逆に痩せにくくなるという本末転倒です。
「痩せたい→母乳が出なくなる→太り体質になる→痩せたい」という悪循環にならないようにしなければなりません。
産後ダイエットは食事面の工夫が大切
糖質は抑えながら栄養バランスのとれたメニューを
産後は忙しい毎日なので、運動不足というより食べ物にまず注意したいところです。
とはいってもしっかり食べなければ母乳には悪影響が出てしまいます。
そこで栄養のバランスを取りながら、脂肪として溜まりやすい糖質を抑えるようにしましょう。
しかし、糖質を徹底的に抑えるダイエット法では、これも母乳の質に影響があります。
そのため、ご飯やパンをいつもより少し抑え、甘いお菓子は極力避けるようにするだけでも充分ダイエット効果を実感できるはずです。
ダイエットドリンクで栄養を補う
ダイエットドリンクにはいろいろな種類がありますが、すぐ手に入るものがたくさんあります。
お茶系では、むくみやセルライトを解消させ、脂肪を落とす効果のあるルイボスティや、脂肪吸収を抑える杜仲茶などはノンカフェインで授乳中にもおすすめです。
他にも腸内環境を良くし、ビタミン、ミネラルをサポートする青汁系や、代謝を高める酵素や酵母系のドリンクなども産後ダイエットをしっかりサポートします。
母乳に良いとされるルイボスティなどを飲む
特にルイボスティは妊娠中から人気の高く、健康効果とダイエット効果の両面からとても優れていると言われています。
ルイボスティは「奇跡のお茶」「長寿のお茶」とも言われているもので一般的なお茶類とは違います。
ルイボスティ原産地の人々がみんな若々しいということから、ルイボスティの凄さが認知されるようになったほど高い健康効果が期待されています。
強力な抗酸化作用を持つSOD様酵素が細胞を若々しくしていき、デトックス効果も高く、赤ちゃんの健康のためにもママがルイボスティーを飲むことはとてもおすすめなのです。
その上、溜まった脂肪をデトックスしていく効果もあり、今ダイエット茶としても注目されています。
ママと子どもの健康が第一優先
ダイエットの基本は健康ですが、特に授乳期のダイエットはママと子どもの健康を第一に考えることがとても重要なのです。
もちろん授乳時期を過ぎても、ママの無理なダイエットは子育てのためにおすすめできません。
健康を無視したダイエットは、不幸を呼ぶだけだということを知っておきましょう。