乳児湿疹のできやすい子とできにくい子の違い

ママ友の集まり

「こんなに乳児湿疹ができるのはうちの子だけ?」
「○○ちゃんは乳児湿疹が出たことが無いって言っているのに…」

乳児湿疹は乳児にできる湿疹ですが、発症する子どもや発症しない子どももいます。
その違いはどのようなところにあるか、気になるママも多いのではないでしょうか。

乳児湿疹ができやすい子とできにくい子の差を知ることで、予防方法や対策なども考えることができると思います。

できやすい子とできにくい子の違い

体質による差

乳児に起こる乳児湿疹ですが、やはり出来にくい子どもと出来やすい子ども、悪化しやすい子どもや軽く済む子どもなどいろいろです。

しかしこの差にはいろいろな原因があります。

例えば、体質的な違いとしてはいわゆる肌が弱い子どもと強い子どもがいます。
これは大人でも同じことが言えますが、やはり生まれもった体質というものが影響します。

また、乳児湿疹はアトピー性皮膚炎とは違いますが、アレルギー体質を持っている子どもは乳児湿疹の症状が重度化することもあります。

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生活環境の差

乳児湿疹の発症しやすい子どもとしにくい子どもでは、生活習慣の違いも考えられます。

例えば、密閉度の高いマンションなどの部屋と、一軒家の違い。
部屋の温度や湿度のコントロールのできている場合と出来ていない場合など、赤ちゃんがいる部屋の環境によって汗のかきかたも違い、乳児湿疹の発症の差が出やすくなります。

食生活の差

離乳食

授乳期のママの食事は赤ちゃんに直結して影響を与えてしまうため、ママの食生活とも大きな関係があります。

例えば、揚げ物などの油物や、スナック菓子、ケーキ、チョコレートなど脂質の高いものを多く食べているママのおっぱいを飲んだ赤ちゃんは、皮脂分泌に影響が出てしまい、乳児湿疹の重度化につながることもあるのです。

また、ママが何か薬を投与しているような場合などは、薬の影響ということもあるので、医師との相談も必要となります。
もちろん授乳中はほとんどの薬剤、サプリなども注意しなければなりません。

ママの母乳の質の差

母乳をもらう赤ちゃん

母乳の質の違いによって、赤ちゃんの健康バランスにも違いが出ることもあります。
それによって乳児湿疹が強く出てしまうということもあります。

上でもご紹介したように、ママの食事も注意が必要です。
当然栄養のバランスの取れた食事を摂るという努力は大切になります。

ビタミン、ミネラルをしっかり摂ることで、赤ちゃんにもバランスよく栄養を与えることができます。
ビタミン、ミネラルの不足は皮脂分泌異常を起こすことに。

もともと乳児湿疹は皮脂が多いことが原因の1つとなるので、皮脂分泌異常を引き起こす原因はできるだけ避けなければなりません。

また、食事だけでなくママのストレスなども、おっぱいの質を下げてしまいます。
ママのストレスが強くなると甘い物が食べたくなったり、食べ過ぎにもなりやすく、それが乳児の皮脂分泌過多を起こすリスクも高まります。

母乳を飲む赤ちゃん

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スキンケアをしているかどうか

乳児湿疹の発症を抑える、予防するためにはスキンケアはとても重要です。
スキンケアをしている赤ちゃんは、していない赤ちゃんより乳児湿疹の重度化が少ないと言われています。

もちろんスキンケアだけで症状が決まるものではありませんが、スキンケアもできるだけ症状を進行させない、または予防のために役立ちます。

乳児湿疹は皮脂分泌が多く、どうしても肌に細菌やウイルスが侵入してしまうことが原因となります。

しかし、スキンケアによって皮膚ガード力が高まり、これらの影響を受けにくくなるのです。
そのため乳児湿疹の予防、改善にはスキンケアは欠かせません。

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しっかり保湿ケアをすれば乳児湿疹は治ります

スキンケアをする赤ちゃん

乳児湿疹はやはり肌ガード力が整っていない赤ちゃんに起こる湿疹の1つです。
ガードができないために、さまざまな細菌やウイルスなどが侵入してしまい、それによって炎症を起こすことから乳児湿疹が起こってしまいます。

そのため、まだ不完全な角質のガード機能をサポートするために、しっかりした保湿ケアをしてあげることで肌は守られ健全な肌が保たれるのです。

もちろん清潔ケアも重要ですが、どんなに清潔にしていても人間には常在菌が存在しており、肌ガード機能が低下していると、この常在菌にも悪影響を受けてしまうのです。

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