子育てのために仕事を辞めてしまったママや、自分のスキルを利用せずに簡単なパートやアルバイトをしているママなども沢山いるのではないでしょうか。
しかし、子どもには塾など学費や養育費にもいろいろお金がかかることも出てくるため、子どもが少し大きくなったらそろそろ再就職を考えてくるママも増えてくるのではないかと思います。
ここでは専業主婦から再就職するときのポイントなどを紹介します。
この記事の内容
専業主婦でも再就職は可能!ただし難易度は上がる
一度専業主婦として仕事を辞めていても、もちろん仕事をする気持ちさえあれば再就職は可能です。
ただし、今までと同じような職種や立場で仕事を再開したいと思うと、それはとても難易度が高くなります。
子持ちとなると子どもが何歳かによって働ける職場も変わってきます。
数年社会から離れていると、自分が今まで持っているスキルが古くなっていたり、そのスキルはあまり必要とされていないということもあるのです。
また、今はパソコンの操作ができなければ、なかなか仕事が見つかりにくいこともあります。
他にもパートやアルバイトでレジ打ちの経験があっても、レジのタイプがまったく違っているため、今までのスキルが価値のないものになっている場合もあるのです。
そのため、ある程度初心のつもりで仕事を探すか、スキルを付け直してから探すといいでしょう。
再就職してブランクを感じるシーン
再就職をしたら思ったよりもブランクを感じたという主婦の方は少なくありません。
ブランクを感じたというシーンが以下の例です。
以前通用していたスキルが通じなくなっている
再就職するときには、やはり自分の持っていたスキルを利用できる職場に再就職を考えることが多いはずです。
しかし、いざ仕事を始めてみると以前持っていたスキルが通用しないことがあることに気づくかも知れません。
そのため、スキルをしっかり持っている自信のあるママほど、新しいスキルを受け入れにくくプライドを傷付けてしまうことも。
アナログが少なくなりデジタル化が進んでいる
現在は2~3年の期間、仕事から離れていただけでも、どんどんシステムが変化しています。
特にアナログの部分が減りデジタル化が進んでいるため、再就職したときには覚えることがとても多くなっている可能性があります。
また、数年前まで自分がしっかり仕事をしていたママほど、ショックが大きくなかなか新しいデジタル化に馴染めないということが起こることもあります。
中には離職してしまうケースも…。
「前までパソコン使ってなかったのに…」
「今タブレットでデータを管理するの?」
という状況になる職場も増えてきていると思います。
体力面で衰えを感じる
再就職をすると今まで簡単にできていたことがとても大変に感じたりします。
専業主婦も体力をしっかり使いますが、職場で使う体力とは違います。
例えば、立ち続ける仕事の場合、専業主婦ではなかなか立ち続けることはないので、再就職したときにはとても辛く感じるはずです。
このように専業主婦と使っている部分も筋肉もまったく違っており、体力面でもキツさを感じることもあります。
また、自分ではなかなか気づかなくても、長く仕事から離れていると年齢的にも体力面で衰えを感じることもあるはずです。
社会に出て始めて、自分の体力が落ちていることを気づくこともあります。
年下の子たちがバリバリ活躍している
正社員として働いていた時代には自分がバリバリ活動していたはず。
しかし、再就職すると自分よりずっと年下の子たちが、バリバリと活動していることに年月を感じ、“置いてきぼり”を感じてしまうこともあると言われています。
プライドが高い人で中には離職してしまう人も。
仕事の面では年下の子たちの下で働くことを素直に受け入れることが重要となるのです。
専業主婦から再就職するときの考え方
ママが活躍している職場を選ぼう
専業主婦からの再就職の場合は、流れの速い現代社会では思ったより社会と離れていることが多いと言われています。
そのため、同じように主婦をしているママたちの割合の多い仕事は、主婦でも頑張れば活躍しやすい体制ができている企業も多いです。
再就職する際はママたちが多く活躍している職場を選ぶことも大切なポイント。
「主婦が活躍する職場」として取り上げられているような求人を選ぶことも選択の1つです。
以前の経験値が活かされる職場を選ぼう
専業主婦が仕事をするときには、以前仕事をしていたときのスキルや経験値が活かせる職場の方が馴染みやすいはずです。
しかし、同じような仕事であってもどんどん仕事内容は進化しており、古い自分の持っているスキルや経験値を強固に持っていると逆に馴染めなくなります。
そのため、どんなにスキルや経験値を持っていても、柔軟に今の仕事を受け入れる姿勢が大切です。
それでもやはりまったく知らない仕事より、スキルや経験のある仕事の方がやりやすいとは言えます。
子育てに支障が出ない職場を選ぼう
仕事を再開する場合、やはり子育てや家庭に支障が出ないように考えて勤務先を選ぶことも大切です。
しかし、子育てはどうしても母親でなければという部分もあり、子育てに支障があるような職場は選ぶべきではありません。
子どもの急な病気などにも対応できるようにしておく必要もあります。
子育てや育児を優先した上、企業に条件を確認してできるだけ良い職場を選ぶようにしましょう。
企業の方針によっては働くママをサポートしているところもあり、こちらの希望や都合も聞いてくれる企業もあります。
- 休日は土日祝日か
- 残業は月何時間発生しそうか
- 残業手当はあるか
といった条件なども確認しておきましょう。
ただし、ある程度は自分も企業に合わせることも必要です。
育児に関しては両親のサポート体制や、万が一の時は民間の保育支援サービスなどを受けることも考えておきましょう。
資格取得しておくと再就職が有利になる
以前のスキルも、今はそれがあまり通用しなくなっている場合もあります。
そのため最新の資格取得は、正社員としての再就職はとても有利になるはずです。
もともとスキルを待っているものなら、資格もあまり無理なく取得できるのではないでしょうか。
職場でも資格を取得している人であれば、面接でもアピールしやすく、即戦力になるため企業側も安心して採用してくれる割合が増えます。
逆に昔のスキルを持っているという人にはあまり魅力を感じません。
職場にとって即戦力になれる自分を作っておくことが、正社員としての再就職には一番大切なのです。
子どもが何歳になるまでに再就職すべきか
子どもが小さいときには、できるだけそばにいて育てたいというママも多いはずです。
しかし、子どもが大きくなってくると、だんだんママから手が離れていきます。
それと同時に子どもに掛かるお金(養育費)も増えていくのです。
例えば、小学校高学年になると勉強内容も難しくなり、中学に入って遅れを取らないためにも小学生のうちにしっかり勉強をさせたいと考えるママも多いはず。
中学受験などを考えているママもいるのではないでしょうか。
そうなるとどうしても塾通いや家庭教師が必要となります。
塾や家庭教師を利用すると、どうしても学費・月謝も高くなるため家計を圧迫することもあります。
そのため、小学校中学年までに仕事を再開するのがベストではないでしょうか。
小学校中学年になると、少しの間留守番をすることもでき、学童なども安心して利用できます。
ただし、仕事に夢中になってしまい、子どものことがおざなりになってしまうと本末転倒ということにもなりかねないため、働き方には注意しなければなりません。
家族としっかり相談をして、ライフスタイルに合った職場への再就職を目指しましょう。