子どもが頭皮を痒そうにしている時の原因とケア方法

子どもが頭を痒そうにしていると、
「もしかして皮膚病?」なんて不安になってしまいます。

子どもが頭を掻いている原因はいろいろあるので、その原因を知ってしっかりと対策をしてあげましょう。

頭皮の痒みになる原因

乾燥による痒み

赤ちゃんや乳幼児、幼児などの肌はしっとりとした玉のような肌と思われがちですが、実はとても乾燥しています。

もちろん、中高年の乾燥肌とは違い、肌の弾力などは充分あるので、見た感じはガサガサしたイメージがないことがほとんどです。

しかし、表皮の厚みは大人の約3分の1しかなく、毛穴などの機能もまだまだ完成していません。
そのため、乾燥をしているので、それによって痒みが発生することもあるのです。

シャンプーの成分が合わない

子どもの頭皮はまだまだデリケートな状態なので、当然子ども専用のシャンプーを使用することが大切です。

もちろん合成界面活性剤などの添加物の使用量も子どもに合わせたもので、大人用とはまったく違った含有量となっています。

しかし、添加物にとても敏感な子どももたくさんいるため、シャンプーが合わずに痒くなるということもあります。
大人でもシャンプーの後に痒くなりだしたので、無添加のシャンプーに替えたら痒くなくなったということも。

そのため、頭皮を痒がるようなら、1度無添加のシャンプーなどに替えてみてはいかがでしょう。

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シャンプーの濯ぎ残し

お風呂に入る子供

洗髪をしたときに、シャンプーの濯ぎ残しということも考えられます。

赤ちゃんのうちは赤ちゃんを支えたりしなければならず、片手でシャワーを使うことが多く、サッと簡単に濯いでしまうことも多いのではないでしょうか。

また、少し大きくなってくると自分で洗髪をしたがるようになりますが、ママが見直しをしないとやはり濯ぎ不足になりやすく、シャンプーの成分が残ってしまい、それが頭皮に刺激を与え、かぶれの原因になることもあります。

汗疹や湿疹による痒み

子どもは全身汗をかきやすく、特に頭にはよく汗をかくので汗疹や湿疹が発症することもあります。

汗疹や湿疹にまた汗の塩分が付着することで、より痛みや痒みが起こることがあるのです。

アタマジラミというダニによるもの

小さい子どもはお友だちとの接触も多く、保育園や幼稚園、プールなどでもアタマジラミに感染することもあります。

第二次世界大戦後、日本人の間で爆発的に増えたアタマジラミは、いわゆる殺虫剤DDTによって、ほぼ全滅したと言われていました。

しかし海外の行き来などグローバル化してきたことから、日本に持ち込まれ1980年には2回目のピークを迎えたほどです。

その後アタマジラミの数はずっと減り続けていきましたが、90年代に入ってまた保育園や幼稚園の中で感染しています。

そのため、頭皮を痒がったときには、頭の中をチェックしてみることも大切です。
もしアタマジラミが頭皮にいることが分かったら、幼稚園や保育園、プール教室などにも連絡をし、みんなで注意をすることが必要になります。

掻きすぎるとフケの原因にもなるため注意

頭皮は掻けば掻くほど状態は悪くなります。

子どもの薄い表皮はすぐに傷付くため、乾燥も進みフケの原因にもなるので、早く痒みの原因を探し、それに合った対処をするようにしましょう。

子どもの頭皮の痒み対策

天然由来のシャンプーに変えてみる

ベビースキンケアアイテム

子ども用シャンプーであっても、合成界面活性剤などが使用されているものがたくさんあります。
子ども仕様の含有量となってはいますが、それでも添加物の刺激に反応してしまうことはあるのです。

例えば今まで同じシャンプーを使用していても、頭皮はシャンプーの添加物に刺激などに耐えられなくなり、限界になったときに痒みなどが出ます。

毎日毎日使用することで頭皮の状態が少しずつ変化していき、とうとう痒みなどの症状が出てしまうこともあります。
放っておくと痒みや頭皮の炎症だけでなく、アレルギーなどを引き起こすこともあるのです。

大人でも同じように合成界面活性剤などを使用していくうちに、突然アレルギーを起こしたり抜け毛の原因になったりすることにもつながるケースもあります。
そのため、子ども仕様の天然成分100%のシャンプーに替えてみることも大切ではないでしょうか。

現在、痒みなどの症状がなくても使い続けることでいつ痒みや炎症、皮脂分泌過剰などが起こるか分からないため、予防として天然由来成分のシャンプーを使用することも大切です。

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汗をかいた後などはしっかり流してあげる

タオルで拭いてもらう子供

思いっきり遊んで汗をたくさんかいたときには、お風呂でしっかり頭皮をキレイに洗ってあげるようにしましょう。

シャンプーは1日1回が目安ですが、あまりにも多くの汗をかいたときには、夕方のシャンプーをするまでに、38~39度のシャワーなどで汗を流してあげるのはOKです。

ただし、シャンプーなどを使わずに汗の成分を流す程度にしておかないと、肌の乾燥につながるので注意しなければなりません。

紫外線などの外部刺激から頭皮を守る

赤ちゃんとママ

意外と忘れられがちな原因として、紫外線があります。
外で遊ぶのが大好きな子どもにとって、紫外線は大敵となるのです。

もちろん帽子をかぶっていれば、紫外線からも守られます。
あまり日差しがない日は帽子をかぶることも忘れてしまいがちですが、曇り空の日でも紫外線は意外と強いものです。

外で遊ぶことの多い子どもは、思ったより紫外線攻撃を受けていることもあります。
それによって頭皮の乾燥状態がより進み、ちょっとした刺激にも敏感になってしまい、痒みが発生することもあるのです。

特に頭の中は髪の毛や帽子などで汗や熱気がこもるため、それらが刺激となって痒みが強まることも考えられます。

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枕や布団は常に清潔にしてあげる

またどのような原因にしても皮脂が多いときには、特に常在菌が多く繁殖しやすいので、寝具なども清潔にする必要があります。

枕はカバーを毎日替え、枕も日光に当てるなどしましょう。
また、シーツや布団カバーなどもこまめに替えるように心掛けたいものです。

頭皮をベビーローションなどで保湿してあげる

頭皮に限らず赤ちゃんや小さい子どもの肌は乾燥しがちです。そのため保湿ケアはとても大切になります。

特に頭皮が痒いときには敏感になっているので、保湿ケアをしっかりしてあげましょう。
そんなときにはあまりベタつかないベビーローションがおすすめです。

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